(13日、第107回全国高校野球選手権長野大会3回戦 岩村田8―5松本美須々ケ丘) 3点先行された六回裏、代打で打席に…
(13日、第107回全国高校野球選手権長野大会3回戦 岩村田8―5松本美須々ケ丘)
3点先行された六回裏、代打で打席に立った松本美須々ケ丘の深沢悠真(3年)は無心でバットを強く振った。打球は左前へ。
二塁走者が生還する姿を確かめると、一塁上で両方の拳を交互に胸にぶつけてゴリラのポーズをとり、声を上げた。
一塁へ走っているとき、6月の練習試合で本塁打を3本打ち、仲間から「ゴリラみたいだな」と声をかけられたことを思い出した。元々はおとなしい性格というが、自ら仲間を鼓舞する姿に成長を感じ取った春原ケンジ監督は目頭を熱くした。
一時1点差まで追い上げたがチームは敗れた。「仲間と最後まであきらめず、力を出し切れたかな」とあふれる涙をぬぐった。(佐藤仁彦)