<2025年全国高等学校野球選手権神奈川大会:横浜栄8-5横浜商>◇10日◇1回戦◇サーティーフォー保土ヶ谷球場 1回戦…
<2025年全国高等学校野球選手権神奈川大会:横浜栄8-5横浜商>◇10日◇1回戦◇サーティーフォー保土ヶ谷球場
1回戦屈指の好カードとして注目された試合は、横浜栄が横浜商に8対5で勝利。鮮やかな逆転勝ちで初戦突破を決めた。
勝利を呼び込んだのは背番号「17」の一振りだった。8回に勝ち越しを許した横浜栄は、その裏の攻撃で満塁のチャンスを作ると、二死から代打の渡辺 唯翔(3年)がライトの頭上を越える走者一掃の3点三塁打。「前の打者が三振していたので、打つなら初球と思っていた」と、1球目を捉えて勝ち越しに成功した。自らの一打で試合を決め「チームが勝って本当によかった」とほっとした表情を浮かべ、勝利の喜びをかみしめていた。
この日はエース右腕の本多 凌投手(3年)が4失点と苦しむ中での勝利だった。坂元 裕貴監督も「新チーム発足の時から本多だけでは夏は勝てないと言ってきた。それが最後に実ってよかった」と話し、「Y校は横浜栄に来てから3回負けている相手だった。OB達の思いもありますし、指導者としてその選手たちの思いも繋げることができた」と振り返った。