7月10日から第107回全国高等学校野球選手権千葉大会が始まる。シード校とノーシード校の実力差が少ない“戦国千葉”を大会…
7月10日から第107回全国高等学校野球選手権千葉大会が始まる。シード校とノーシード校の実力差が少ない“戦国千葉”を大会を盛り上げる逸材を紹介したい。
今年の千葉を代表する6人の好投手たち
今年の千葉を代表する右腕が川端 勝利投手(木更津総合=3年)だろう。昨夏の甲子園では最速148キロをマークし、現チームになってから先発完投型のエースに成長した。どの試合でも140キロ中盤の速球、切れのある120キロ前半のスライダーで圧倒する。スケールも大きく、木更津総合のOBで今年のドラフト1位候補の島田 舜也(東洋大)の高校時代と比較しても遜色ない剛腕だ。
向井 脩人投手(習志野=3年)は春の県大会3回戦と準決勝で完封勝利を挙げた本格派右腕。右スリークォーターから繰り出す常時130キロ後半の速球は伸びがあり、高確率で空振りが奪える。立ち上がりが課題だったが、しっかりと克服した。この夏も春同様の投球ができれば、習志野は優位に試合運びができるだろう。
新田 継吾投手(千葉学芸=3年)は167センチと小柄ながら140キロ後半の速球を投げ込む。練習試合では県外の強豪校を圧倒する投球を続けており、あとは公式戦でその実力を発揮するだけだ。新田と2枚看板を組む左腕・中村 旦宗(3年)は最速142キロの速球、チェンジアップで翻弄する技巧派。打撃センスも高く、上位打線を打つ存在だ。
黒田 隼投手(専大松戸=3年)は先発、リリーフで好投を見せる本格派右腕。170センチと小柄だが、伸びのある快速球で勝負する。
優勝候補の市船橋は、昨夏の千葉大会で好投した川崎 耕司投手(3年)が復帰。140キロ前半の速球、鋭く曲がるカーブで翻弄する本格派右腕だ。また、143キロ右腕・清水 健士朗(3年)も、威力ある速球とスライダーで勝負する。
堀込 龍投手(拓大紅陵=3年)は185センチの長身から最速144キロを誇る大型右腕。粒ぞろいの拓大紅陵投手陣の中でも最も威力のある速球を投げ込む。
145キロ右腕・小野 友汰投手(市原中央=3年)は、昨夏ベスト4入りに大きく貢献した右の速球派。今大会は先発としてスタンバイする。
プロ志望の市船橋のスラッガーは夏で大暴れなるか
野手では、プロ志望の大型スラッガー・花嶋 大和捕手(市船橋=3年)がこの夏に勝負をかける。春は外野、一塁を守ったが、その後捕手としての練習を重ねてきた。攻守でアピールできるか。
185センチの大型セカンド・中西 悠斗内野手(東京学館=3年)はこの春、あまり活躍できなかったが、潜在能力は非常に高く、夏にどれだけ強打を発揮できるか。
岡田 諒介内野手(習志野=3年)は今年の千葉県を代表する左打者で、特に打撃センスが非常に高く、無駄のないレベルスイングで広角に長打が打てる。突破口を切り開くのは岡田のバットからで、今大会もチームのキーマンとして活躍しそうだ。
加藤 玄竜捕手(拓大紅陵=3年)は無安打に終わる試合がほとんどないというほど、コンスタントに打ち続ける強打の捕手。スローイングも安定しており、今大会もキーマンとしての活躍が期待される。平山 颯大外野手(3年)も県内を代表する強肩強打の外野手で、勝負強い打撃を見せていきたい。
センバツ出場の千葉黎明は県内屈指の好打者・山本 大我内野手(3年)、強肩・川村 力斗捕手(3年)が攻守の中心だ。堀田 涼月外野手(市原中央=3年)は昨年から主軸で活躍したスラッガー。5月までに高校通算28本塁打を記録している。
専大松戸のスラッガー、拓大紅陵の二刀流など下級生にも楽しみな逸材が
下級生では、143キロ右腕の諸岡 杜和(市船橋=2年)が試合を作る能力が高く、来年の千葉を代表する右腕になりそうだ。宮澤 和聖投手(拓大紅陵=2年)は投打ともに高い才能を秘めた二刀流。投げては常時130キロ後半の速球、チェンジアップで勝負する好左腕で、打者としても、俊足を武器に右、左に打ち分けるバットコントロールの良さが光る。最速143キロ右腕・大家 雅史(東京学館浦安=2年)は1年生から好投を続けてきた。怪我もあったが、春は安定した投球を披露。夏はエースとして活躍する。花田 俊一郎投手(志学館=2年)はしなやかな投球フォームから130キロ後半の速球を投げ込む右腕で、来年には常時140キロ台も見込める。
吉岡 伸太朗内野手(専大松戸=2年)は1年春からレギュラーとして活躍した左のスラッガー。春は県大会3回戦以降、14打数6安打と勝負強い打撃を見せた。打球の速さは3年生打者と比較しても県内随一。この夏も豪快な打撃を見せることができるか。山中 律輝(志学館=2年)は春の県大会3回戦の拓大紅陵戦で5打数3安打の活躍。140キロ台の速球に対してもしっかりとヒットゾーンに弾き返せる打撃技術は必見だ。