好調を維持する鈴木の落選には現地でも異論が続いている(C)Getty Images MLBオールスターの両リーグ全メンバ…

好調を維持する鈴木の落選には現地でも異論が続いている(C)Getty Images

 MLBオールスターの両リーグ全メンバーが現地時間7月6日に発表された。その中で、メジャー最多打点を記録しているカブスの鈴木誠也が選出されなかったことが、メンバー発表直後より大きな話題となった。今季、前半戦にして本塁打、打点などでメジャーキャリアハイを更新している日本人スラッガーの“落選”は米国内で現在も注目されるトピックとなっている。

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 米スポーツメディア『Sports Illustrated』では7月8日、鈴木の球宴未選出について、「歴史的な“珍記録”に仲間入り」などと報じた。

 同メディアは、「スズキは今季、MLBで最も生産的な選手の一人であるにもかかわらず、オールスターゲームから外れるという1935年以来の“最も不可解な落選”のひとつとなった」と綴っている。

 その理由として、鈴木が開幕以降、高い打撃成績を残しながら選ばれなかった数少ない例であると説いている。同メディアは、「30歳のスズキはすでに複数のカテゴリーでキャリアハイを記録しており、ここまで86試合で打率.263、25本塁打、22二塁打、77打点、OPS.880、WAR 2.1を記録している」と各スタッツを列挙。

 その上で、データサイト『OptaSTATS』からの記録を引用し、「オールスター前に『25本塁打、20二塁打、75打点以上』を記録した選手はこれまでにMLBで34人いたが、そのうち32人はオールスターに選出されている。スズキとハンク・グリーンバーグの2人だけが例外だ」と論じている。

 1930年代から1940年代にかけ、タイガースで4度の本塁打王などの高い打撃実績を残したグリーンバーグについて同メディアは、「1935年シーズンにア・リーグMVPを獲得したにもかかわらず、オールスター初選出はメジャー6年目となる1937年だった」と説明。

 さらに、「1947年に現役を引退した後、グリーンバーグは1956年に殿堂入りを果たしている。その意味では、スズキも、ある意味で歴史に名を刻んだ存在になったと言えるかもしれない」などと綴っている。

 過去の例からも、今季の鈴木がオールスターメンバーに相応しい成績を残していることは間違いないようだ。メジャー4年目にして球宴選出という栄誉は得られなかったものの、後半戦もそのバットで多くのファンを沸かせてくれることを期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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