◇国内女子◇資生堂・JAL レディスオープン◇戸塚CC西C(神奈川)◇6766yd(パー72)女子ツアーの試合を見てい…
◇国内女子◇資生堂・JAL レディスオープン◇戸塚CC西C(神奈川)◇6766yd(パー72)
女子ツアーの試合を見ていて、気になった方もいるのではないか。そう、グリーン上でグローブをつけるプロの多いこと。竹田麗央、小祝さくら、河本結、稲見萌寧、菅楓華、新垣比菜、臼井麗香、尾関彩美悠、荒木優奈、宮田成華、大里桃子、穴井詩、岡山絵里、リ・ハナ(韓国)、都玲華…、もう数え上げればキリがない。
これ、男子ツアーではほぼ見たことがない(記憶にないが、もしグローブをつけてパットをする男子プロがいたら教えてほしい)。グリーン上ないしグリーン周りでは「グローブを外すもの」と教わった筆者などは、もう残り50ydぐらいになるとビリビリとグローブを外して雰囲気を出すものだ。以前、男子プロに残り何ヤードからグローブを外すのかを調査したことすらある(岩田寛は「63ydから」と微妙な距離を話していた)。
さて、彼女たちはなぜグリーン上でグローブを装着したままなのか。そのほうがパットが入るのか。今シーズンLPGAツアーで戦う竹田は、昨シーズン途中から突如グリーン上でもグローブを外さなくなった。当時、その理由を聞くと「グローブをつけてパッティングしている選手がよく入っていたので、真似してやってみたら良かったので」ということだった。躍進の秘けつ、実はグローブ装着にあったのか。
「(小祝)さくらさんに憧れて、真似しました」というのは都玲華。左手にグローブをはめ、逆オーバーラッピングのように握り、さらに人差し指を伸ばす。「真似から入りましたが、フィット感がいいからやめられなくなって。あとは単純に日焼けしないのもうれしいです。ホラっ、左手だけ白いですよ」と言って、グローブを外して手を見せてくれた。確かに手首から先が真っ白。
同じく日焼けが気になるというのが臼井麗香。「あんまり外すメリットを感じないんですよね。ショットの感覚でパターもやりたいし。右手は素手だから、そこで距離感出せるからいい。もちろん日焼け対策もあります」。なんでも臼井は日焼けが嫌で、右手グローブにもチャレンジしたことがある。「それこそ感覚が出なくなって、すぐにやめました。一番ヤバかったのはアプローチ。距離感がまったく出ませんでした」
一方、つけたり外したりするというのが河本結。「元々手汗が出るほうなんですが、夏は特に手汗で滑るから、そんな時はグローブをつけます。ただ、午前スタートだとまだ乾燥しているので、そんな時はグローブをしません。日中になって汗をかき始めたらグローブをはめます」。他にもグローブを外すケースがあり、「ロングパットはけっこう外します。グローブをしているとフィーリングが出づらいんでね。ですから下りもあえてグローブを外して、タッチを合わせる時もありますよ」と、いかにも試合巧者の河本らしい答え。
都のコーチ、石井忍プロにグローブをはめる効能を聞いてみると、「やっぱり手とグリップとの間にグローブ一枚分の厚さが入るので、ちょっと鈍感にはなります。タッチが出すぎちゃう人とか、飛んじゃう人とかはいいんじゃないですかね」とのこと。グリーン上がうまくいかない人、グローブをはめてのパッティングに一度トライしてみてはいかがかな。(編集部/服部謙二郎)