第107回全国高等学校野球選手権神奈川大会は9日から試合が行われる。センバツ優勝校・横浜を中心に超高校級の逸材がおり、公…
第107回全国高等学校野球選手権神奈川大会は9日から試合が行われる。センバツ優勝校・横浜を中心に超高校級の逸材がおり、公立校にも例年以上に私学に負けない選手が揃っている。
神奈川を代表する6人の打者たち
今年の神奈川を代表する打者は阿部 葉太外野手(横浜=3年)、中村 龍之介外野手(東海大相模=3年)、金本 貫太内野手(東海大相模=3年)、半田 南十内野手(日大藤沢=3年)、白鷹 悠人内野手(桐光学園=3年)、森山 惇内野手(武相=3年)の6人だ。
阿部はセンバツで、22打数10安打の活躍を見せ、優勝に貢献した高校生NO.1外野手だ。5月に怪我もあったが、大会前に復帰し、強打を発揮している。この夏も走攻守すべてに躍動した姿を期待したい。
中村は原 俊介監督が「天才」と評する打撃技術を誇る左のスラッガー。3年生になって長打力も身についた。プロ注目の好投手からも本塁打を打てるレベルになっている。
金本も飛距離については世代トップクラスのスラッガー。今年も特大本塁打を打てるか。
半田は抜群のバットコントロールと、軽快な遊撃守備を兼ね備えた好ショートで、多くのNPB球団スカウトが注目する。チームはノーシードからのスタートになったが、バットコントロールの良さを見せていきたい。
白鷹は1年夏から活躍を見せてきた左のアベレージヒッター。好投手に対してもヒットゾーンに弾き返せる打撃技術の高さは素晴らしいものがある。二塁守備も軽快で、チームのピンチを救ってきた。春は思うような打撃ができなかったが、夏はチームのキーマンとして甲子園出場を狙う。
森山は昨年、夏初戦で2本塁打を放ち、その後の公式戦でも豪快な本塁打を放った。飛距離は東海大相模の金本にひけをとらないレベルへ成長した左のスラッガーだ。
復活が期待される東海大相模の剛腕、公立校NO.1左腕は本領発揮できるか
今年は私立、公立問わずに好投手が揃っている。横浜は147キロ左腕・奥村 頼人投手(3年)、片山 大輔投手(3年)が牽引する。奥村はセンバツ以降、コンディション不良で思うように投げられない日々が続いたが、復調すれば、140キロ中盤の速球、チェンジアップで翻弄する投球を見せてくれそうだ。片山はワンポイントでの登板が多かったが、140キロ前半の速球に加え、切れ味鋭いスライダーの精度の高さは抜群。この夏はワンポイントだけではなく、長いイニングを投げる姿もみてみたい。
東海大相模の150キロ右腕・福田 拓翔投手(3年)はどこまで復調できたのか。関東大会後の練習試合でも長いイニングを投げる機会が増えた。再び140キロ後半の速球、フォークで圧倒する投球が復活することを期待したい。
左の技巧派では、八木 隼俊投手(3年=武相)、白鳥 拓海投手(3年=横浜隼人)、秋山 隼祐投手(三浦学苑=3年)の3投手が中心。八木はスライダーの切れがよく、白鳥は制球力の高さが魅力で、秋山は直球のキレがよく、中継ぎ、先発をマルチでこなせる。
油田 瑛太投手(湘南学院=3年)はプロ注目の大型左腕で、春は130キロ後半の速球を投げ込んだ。夏はさらにスケールアップできているか、注目だ。
公立校NO.1左腕の濱岡 蒼太投手(川和=3年)はこの春の県大会・日大藤沢戦で3失点完投勝利。この試合で見せた常時140キロ中盤の速球、縦のスライダーで圧倒し、スカウトの評価を高めた。しかし、その後は140キロ弱のストレートが多く、思うような投球ができなかった。プロ志望の濱岡にとって、この夏は日大藤沢戦のような140キロ中盤の速球と切れ味鋭い変化球を常に披露できるかが、本指名の条件になりそうだ。
ほかにも140キロを超える右腕・枦田 陽太投手(川崎北=3年)、最速142キロ左腕・小宮 悠瞳投手(川崎総合科学=3年)、春の県大会で桐光学園相手に完投勝利を挙げた139キロ右腕・本多 凌投手(大師=3年)、140キロ前後の速球を投げる右腕・本多 凌投手(横浜栄=3年)、21世紀枠でセンバツ出場した技巧派サイド・内藤 大維投手(横浜清陵=3年)と逸材が揃う。
来年の神奈川を代表する3人の逸材
来年の神奈川を代表する3人の逸材
下級生では152キロ右腕・織田 翔希投手(横浜=2年)、遊撃ながら投手としても140キロ後半の速球を投げ込む池田 聖摩内野手(横浜=2年)、細身ながらこの春の準決勝で本塁打を放った安嶋 浬久内野手(東海大相模=2年)の3人が来年の神奈川を代表する選手になりそうだ。
織田は安定して140キロ後半の速球、スライダー、フォークを投げ込み、仕上がりは順調。3年ぶりの夏の甲子園出場へ向けて、ライバルを封じる投球が期待される。1年夏から試合に出場している池田は投打ともに逞しさが出てきた。投手としても140キロ後半の速球、スライダー、チェンジアップを操り、先発としても試合が作れる。
安嶋はこの春に急浮上した。県大会では準々決勝から3試合で13打数6安打、春季関東大会では2試合で8打数3安打と着実に結果を残した。細身ながら、遠くへ打球を運ぶ技術の高さに注目だ。
山口 禅投手(平塚学園=2年)は昨秋の関東大会で140キロ前半の速球を投げ込んだ期待の速球派右腕だ。湯本 琢心外野手(1年=慶応)は1年夏からベンチ入りした期待の強打者で、その素質の高さは歴代でも上位と呼ばれている。