筑波大学から今夏デンマーク1部ブレンビーに加入したFW内野航太郎が、現地での“デビュー戦”で2ゴールの活躍を見せた。 …
筑波大学から今夏デンマーク1部ブレンビーに加入したFW内野航太郎が、現地での“デビュー戦”で2ゴールの活躍を見せた。
先月21日に21歳となった内野は、横浜F・マリノスの下部組織出身の身長186cmの大型ストライカー。2023年のAFC U23アジアカップに出場するなど、大学ナンバーワンFWとして評価を得た中、大学3年でJリーグを経ずに海外挑戦を決断した。
そして7月1日に渡欧した内野は、同5日に行われたヴェイレBKとの練習試合に出場。その開始7分だった。
左サイドから放り込まれたクロスに、背番号18の内野が反応する。山なりのボールに対して、中央の位置からバックステップを踏みながらファーサイドまで流れると、片足で滞空時間の長いジャンプ。打点の高いヘディングで合わせ、相手GKの頭上を越す、テクニカルなシュートで逆サイドネットを揺らした。
さらに1-1と追いつかれた直後の前半39分、中央ペナルティーアーク内で縦パスを受けると、DFと対峙しながら左足へ持ち替え、強烈なシュートでゴール。デビュー戦でいきなり2得点を挙げ、ストライカーとしての能力の高さを見せつけた。
■「ヘディング技術で上手く合わせたね」
この内野のデビュー戦での活躍に、日本人ファンからは称賛の声。特に1点目のゴールに対して、SNS上には次のような驚きのコメントが寄せられた。
「すご!」
「ジャンプたっか」
「バケモン」
「後ろにステップを踏みながら頭で合わせてGKをこえてファーに沈めるって、かなり高難度だけど、苦もなく決め切るのが内野らしさ」
「ヘッド上手いな。跳ぶの一瞬早いかなと思ったけど、ヘディング技術で上手く合わせたね。上手いわ。」
昨夏のパリオリンピック本大会ではメンバー漏れした内野だが、大学からJリーグを経ない海外挑戦で、自らの成長速度を早めるつもりなのだろう。実戦デビュー戦での2ゴールで、昨シーズンまで鈴木唯人に大きな声援を送っていたブレンビーサポーターの心をガッチリとつかんだはずだ。