第107回全国高校野球選手権長野大会(朝日新聞社、長野県高校野球連盟主催)が5日、開幕した。松本市のセキスイハイム松本…

 第107回全国高校野球選手権長野大会(朝日新聞社、長野県高校野球連盟主催)が5日、開幕した。松本市のセキスイハイム松本スタジアムで開会式が催され、出場する71チームが堂々と入場行進した。その後、開幕試合の地球環境―松商学園があり、熱戦がスタート。甲子園への切符をかけた戦いは、6日からは4会場で繰り広げられる。

 開会式では松本第一の吹奏楽部が入場行進曲などを生演奏し、会場を盛り上げた。長野商チアリーディング部部長の鈴木彩心(あみ)さん(3年)の先導のもと、前年優勝校の長野日大を先頭に選手約1300人が入場。司会進行は塩尻志学館3年のマネジャーの野中桐花さんと八木菜緒さんが担当した。

 県高野連の久保村智会長は「今年は戦後80年。平和の中で野球ができる喜びをいま一度かみしめながら、最後まで諦めない、粘り強い試合を期待しています」とあいさつした。

 朝日新聞長野総局の志賀英樹総局長は「大会キャッチフレーズは『心をひとつに夢の先まで!』。皆さんそれぞれが夢の先にある何かをつかみ取ってください」と激励した。

 育成功労賞の表彰では伊那弥生ケ丘や赤穂などで27年にわたり指導に携わった駒ケ根工教諭の原登さん(59)に、久保村会長から表彰状と盾が贈られた。

 大会は6日以降、1~4回戦は4会場で開かれ、準々決勝以降はセキスイハイム松本スタジアムでの集中開催になる。決勝は26日を予定している。(菅沼遼)

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 開幕試合の始球式は長野商チアリーディング部の部長、鈴木彩心(あみ)さん(3年)が務めた。マウンドに立つと「すごく緊張しました」。投じた一球はノーバウンドで捕手のミットに入り、観客から大きな拍手が送られた。

 野球経験がある父親から「捕手の方を最後まで見ること」との教えを受け、練習してきた。「届かなかったら恥ずかしいので、届いて良かった。100点です」

 同部は毎夏開かれる全国高校ダンスドリル選手権のチア部門を11連覇中。今年も8月11~13日に東京都で開かれる全国大会に出場する。鈴木さんは「プレッシャーも不安もあるけど、先輩たちからの連覇を引き継いでいきたい」と話した。(菅沼遼)