なでしこジャパンのMF塩越柚歩が公開した新天地での「緑」のユニフォーム姿が、ファンの間で大論争を巻き起こしている。 現…
なでしこジャパンのMF塩越柚歩が公開した新天地での「緑」のユニフォーム姿が、ファンの間で大論争を巻き起こしている。
現在27歳、埼玉県出身の塩越は、中学時代から三菱重工浦和レッズレディースの下部組織で育ち、2016年のトップ昇格以降も常に「赤」を身にまとって戦ってきた。アウェイゲームの際は「白」ベースで、2021年6月にデビューしたなでしこジャパンでは「青」のユニフォームを着用したが、イメージは「塩越=赤」であり、武器であるドリブル突破や豪快なミドルシュートを披露し、ファンからの喝采を浴びていた。
その塩越が今年の夏、2024−25シーズンでWEリーグ初優勝を果たした日テレ・東京ヴェルディベレーザへ電撃移籍。ベレーザのチームカラーは「緑」。7月2日に開催された新体制発表会見でトレーニングシャツ姿を披露すると、新シーズンのレプリカユニフォーム販売開始に合わせ、塩越が自身の公式エックス(旧ツイッター)に「ユニフォーム販売されます!19SHIOKOSHIぜひよろしくお願いします」とつづったうえで、2025−26シーズンのユニフォームに袖を通した「緑」の公式ユニフォーム姿を“初披露”した。
すると、SNS上には「赤」と「緑」に真っ二つに分かれたファンから、次のようなコメントが寄せられた。
「赤いしおこしさんから緑のしおこしさんになってる」
「思ったより緑似合うなぁ〜」
「赤が似合うよ…」
「ユニの色で印象が変わる…」
「ユニ姿見ると流石にショックだわ。… にしても何でも似合うなぁ」
■「挑戦できるチャンスだと思って移籍を決めました」
新体制発表の際、塩越は移籍を決断した理由について「ライバルチームからオファーをいただいて、自分自身のこれからのことだったり、今まで積み上げてきたものがどれだけできるか、挑戦できるチャンスだと思って移籍を決めました」とコメント。現状ではまだ「赤」のイメージが強いが、「自分自身は攻撃の選手。より多くの得点だったり、チームにいい流れをもたらせるようなプレーができたらと思っています」と「緑」ユニでの活躍を誓っている。
また、塩越の同僚だったMF猶本光も「赤から緑」の移籍を決断し、さらに三菱重工浦和レッズレディースを指揮していた楠瀬直木監督が「古巣復帰」の形で日テレ・東京ヴェルディベレーザを今季から率いる。優勝しながら進化するベレーザの中で、塩越がどのような働きをするのか。E-1選手権に出場する「なでしこジャパン」メンバーにも選出された、27歳の新たな挑戦から目が離せない。