(5日、第107回全国高校野球選手権兵庫大会1回戦 姫路南9―2神戸北・伊川谷北・神戸学園都市) 登録メンバー17人の…
(5日、第107回全国高校野球選手権兵庫大会1回戦 姫路南9―2神戸北・伊川谷北・神戸学園都市)
登録メンバー17人の神戸北・伊川谷北・神戸学園都市の連合チームだが、スタンドは熱気を帯びていた。選手よりも多い約30人の須磨学園の選手が踊り、大声で応援し、グラウンドの選手を鼓舞した。
須磨学園は、連合チームの神戸北と冬場に月2回の合同練習をするなど関係が深い。4年前に須磨学園に着任した手島悠大監督が、神戸北の福本友貴監督に他校との交流の手助けをしてもらったことがきっかけだった。
手島監督は「苦しい時に助けてもらった。どんなことがあっても、神戸北には恩返しをしていく気持ちがある」と話す。
開幕試合の始球式では、須磨学園の中谷ももこさん(3年)がマウンドにあがった。手島監督は「神戸北がいる連合チームの開幕試合で、縁があると思った」
須磨学園の初戦は6日。この日は試合前日だったが、大本航暉主将(3年)は「チームは違っても家族のような存在」という。
連合チームはコールド負けとなったが、神戸北の羽村優志主将(3年)は「応援があったからこそ、最後まで頑張れた」と話した。(原晟也)