大谷の活躍を、文字通り間近で目の当たりにしているベッツは、惜しげもなく賛辞を口にした。(C)Getty Images 現…
大谷の活躍を、文字通り間近で目の当たりにしているベッツは、惜しげもなく賛辞を口にした。(C)Getty Images
現球界において「唯一無二」と言われる投打二刀流をふたたび始動させた男の娯楽は尽きない。現地時間7月1日、米スポーツ専門局『FOX Sports』は「ショウヘイの秘密の顔」と銘打った動画内で大谷翔平に対するドジャースの同僚たちの称賛の声をまとめた。
リアル二刀流がまたも球界で旋風を巻き起こしつつある。現地時間6月16日のパドレス戦から投手として実戦復帰した大谷は、すでに3登板を消化。いまだ“リハビリ登板”の真っただ中にあるとはいえ、メジャーリーグの公式戦で自己最速となる101.7マイル（約163.7キロ）をマークするなど状態は回復傾向にあると言っていい。
無論、打者としても大谷は図抜けた成績をマーク。打率.286、30本塁打、OPS1.015を叩き出し、年間60本塁打ペースというキャリアハイの勢いで打ちまくっている。
投打で「違い」を生み出すスーパースターだが、同僚たちが口をそろえて称賛したのは、グラウンド外での振る舞いだ。
打順で大谷の後を打つムーキー・ベッツは「とにかく俺たちの前ではめちゃくちゃ面白いやつだ。いつも笑ってて、冗談ばっかり言っている」と強調。さらに「俺が一番感心していることは、ショウヘイが周りで起こるいろんなことに対処しているところだ」とし、あらゆる“弊害”を向き合うプロフェッショナルな姿勢を称えた。
「あいつはあれだけ色んなことに向き合いながら、毎日、ずっと変わらない人間であり続けてる。これは本当に凄いことだ」
スーパースター軍団の仲間入り果たして約1年半。チーム内でも確かな信頼を得ている大谷。そのパフォーマンスはベテランも認めるところだ。メジャーキャリア16年を誇る35歳の主砲フレディ・フリーマンは「彼は野球そのものを変えている」と論じた。
「彼にはいつも驚かされっぱなしなんだ。本当に信じられないよ。いい表現が見つからないけど、マジで凄いんだ」
百戦錬磨の名手たちが「マジで凄い」と称える。その事実は何よりも大谷の偉才さを物語っていると言えよう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「本気で調整させる気があるのか！」大谷翔平の“イニング制限”にMLB元社長が異論 ド軍GMは「最適な方法だ」と訴え
【関連記事】批判も飛んだ大谷翔平の“リハビリ登板” 対峙した敵将が漏らした本音「オオタニはこの競技にとってどんな存在なのか」
【関連記事】大谷翔平の“米殿堂入り”は「できない」 米識者が思わぬ論争を展開「勝つためにドジャースに行った。減点すべきだ」
