6月28日、J1リーグ第22節が各地で行われ、ファジアーノ岡山が2-1で鹿島アントラーズに逆転勝ち。決勝点となったMF…

 6月28日、J1リーグ第22節が各地で行われ、ファジアーノ岡山が2-1で鹿島アントラーズに逆転勝ち。決勝点となったMF神谷優太のスーパーミドル弾に称賛の声が集まった。

 直近のリーグ戦4試合で1勝1分け2敗と調子を落としながらも首位に立つ鹿島が、本拠地・県立カシマサッカースタジアムに今季昇格組でクラブ初のJ1舞台を戦っている岡山を迎えた。試合は序盤から鹿島ペースで進み、前半18分に鈴木優磨のゴールで鹿島が先制点を奪った。

 だが、後半に入って岡山が少ないチャンスをモノにする。立ち上がりの5分に右サイドからのルカオのクロスに江坂任が右足ダイレクトで合わせて同点に追いつくと、1-1で迎えた後半14分だった。

 今度は左サイドから。佐藤龍之介がドリブルでボックス内まで突っかけた後のこぼれ球を藤田息吹が拾い、斜め後方にいた神谷に渡す。前を向いてボールをトラップした28歳の天才肌のMFは、ルックアップした直後に江坂にタイミング良く縦パスを入れる。そしてワンツーでのリターンパスに走り込み、ペナルティエリア手前から思い切りよく右足一閃。強烈な弾道でのミドルシュートを逆サイドネットに突き刺した。

■「お見事!としか言いようがない素晴らしいゴール。」

 この軽やかなワンツーで侵入してからの“天才”神谷の会心の一撃に対して、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。

「なんだこりゃゴラッソすぎだろ神や…」
「神谷の一撃!やばい!」
「天才+天才」
「神谷選手の思い切りが凄い。猛スピードで糸を引く様に飛んでいくボールの軌道が美しい。素晴らし過ぎるスーパーゴール」
「お見事!としか言いようがない素晴らしいゴール。」

 この神谷の逆転ゴールが決勝点となり、岡山が首位・鹿島に逆転勝ち。ボール支配率は鹿島の64%に対して岡山が36%、パス成功数は鹿島の443本に対して岡山が142本、そしてシュート数も鹿島の18本に対して岡山は9本だったが、そのすべての「数」を覆す、神谷の「質」の高いスーパーミドル弾だった。

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