角田が明かしたのは、米映画界の大物ピット氏との出会いだった。(C)Getty Images 大物との対面は、まさに映画の…

角田が明かしたのは、米映画界の大物ピット氏との出会いだった。(C)Getty Images
大物との対面は、まさに映画のような形で実現した。
現地時間6月26日、米スポーツ専門局『ESPN』は、F1のレッドブルに所属する角田裕毅が明かしたハリウッドの大スターとの秘蔵エピソードを伝えた。
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出会いは突然に訪れた。角田によれば、ある日、自身が宿泊するホテルを出る際で「ユウキ、ユウキ!」と背後から執拗に呼び止められたという。
「ファンかと思った。本当にただのファンだと思って振り返ったら、そこにいたのはブラッド・ピットだったんだ」
世界に名を轟かす大スターの登場に驚いたという角田。さらに「僕のところに来て、『やあ』って挨拶してくれた」と気さくなピット氏の対応に親しみを感じた様子だった。
今夏に公開されるハリウッド映画『F1』に出演するピット氏。かつて“天才”と呼ばれた伝説のF1レーサー役として主演を務めた同作品では、本物のサーキットを、F2マシンをベースに製作された特注のマシンで疾走する身体を張ったアクションも演じた。
ゆえに同氏はF1レーサーたちから意見を得ようと、交流を深めようとしていたのかもしれない。思いがけない形で実現した角田との会話については、ピット氏も米紙『USA Today』で興味深く明かしている。
「僕はドライバーたちに対して、本当に敬意を抱いていたんだ。ユウキに会って、彼から言われたんだ。『作品はすごく面白かったけど、映画の中で君に追い抜かれてたのがちょっと良くなかったよ』って言われたんだ。だから、こう言ったんだ。『大丈夫だ、ユウキ。あれは映画だ。作り話だからね』って」
大物にも動じずにジョークを交わした角田。その肝っ玉も彼がF1という大舞台で活躍できる秘訣なのかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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