挽回を狙うオーストリアGPで角田は上位を射止められるか(C)Getty Images F1第11戦オーストリアGPが現地…

挽回を狙うオーストリアGPで角田は上位を射止められるか(C)Getty Images

 F1第11戦オーストリアGPが現地時間6月27日に開幕する。ここから再び、欧州のサーキットが舞台となっていく中で、レッドブルの角田裕毅にとっては、このオーストリアが巻き返しへ向け重要なレースとなりそうだ。

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 レッドブル加入からこれが9レース目となる角田は、過去3レースでポイントを逃しており、チームの本拠地でのグランプリは、是が非でも入賞圏内フィニッシュを果たしたいところ。またそのために、予選でのパフォーマンスを安定させる必要があることは言うまでもない。第7戦エメリア・ロマーニャGPから前回の第10戦カナダGPまでの間、予選でのクラッシュやペナルティなどさまざまなトラブルに見舞われ、最後方からのスタートが相次いでおり、決勝での結果に大きく響いている。

 その中でも、イモラやモントリオールでは順位を上げていく走りもみせているだけに、やはりスターティンググリッド次第では、久々のポイント獲得も見込めるはずだ。そして、英メディア『talkSPORT』でも、目前となったオーストリアGPを展望しており、角田を注目ドライバーの1人に挙げている。

 6月24日のトピックの中で、「ユウキ・ツノダは、マックス・フェルスタッペンの隣で結果を残せずに苦しむもう1人のドライバーだが、今週末のレッドブルのホームレースではトップ10入りを果たせる可能性がある」と期待を込める。

 その上で、「ツノダはレッドブルのマシンでここまで8戦中3度のポイント獲得を記録しているが、そのうち3戦は最後尾スタートを強いられていた。予選をこれまで以上に順調に過ごすことができれば、トップ10入りは現実的な目標となるだろう」と予想。入賞の可能性もあるとした上で、「しかもここは、レッドブルのマシンが例年、好パフォーマンスを見せるサーキットでもあるからだ」とホームとしての利点や実績も強調している。

 角田自身としては過去、入賞経験のないサーキットではあるものの、初めてレッドブルで走る今季はどのような結果を残すことになるのか。本格的な夏場の戦いが幕を開けるオーストリアGP、予選からそのパフォーマンスに注目が集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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