ジャクソンは来日2年目、リーグトップタイの7勝をマークしている(C)産経新聞社 西武は23日、来日1年目の助っ人、タイラ…

ジャクソンは来日2年目、リーグトップタイの7勝をマークしている(C)産経新聞社

 西武は23日、来日1年目の助っ人、タイラー・ネビンの契約延長を発表した。

 昨季はアスレチックスで87試合に出場、大谷翔平のエンゼルス時代の指揮官、フィル・ネビン氏の長男であることも来日前から話題を集めた。

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 主砲として期待され、4月に来日初アーチを記録すると5月は全24試合に4番として出場、ここまで打率.269、5本塁打、リーグ2位タイの32打点と存在感を示した。

 交流戦の阪神戦では一塁手として、難しいピックアッププレーにも対応。攻守において、しっかり対応できているとあって、2026シーズンから2年契約を結んだとの一報には西武ファンからも喜びの声が上がった。

 また今オフの移籍市場で注目されている助っ人といえば、DeNA右腕のアンドレ・ジャクソンもいる。

 150キロを超える直球、ナックルカーブ、スライダー、チェンジアップと多彩な変化球も操り、打者を封じ込める。

 来日1年目の昨季も規定投球回をクリアし、チーム2位の8勝をマーク。今季はここまで12試合に先発、内11試合でQSを達成、リーグトップタイの7勝(2敗)、防御率1.53と圧巻のパフォーマンスを示している。

 交流戦に入っても11日のオリックス戦に7回無失点、18日の西武戦でも6回2失点としっかり試合を作り、勝ち星を重ねた。

 来日初年度の昨季から研究熱心なことで知られるが、2年目でさらに日本球界の打者への対応力もあげている。
 
 ジャクソンに加え、左腕のアンソニー・ケイもここまで5勝をマーク、救援のローワン・ウイックを含む、DeNA助っ人投手3人衆は日本一連覇を目指すチ―ムの大きな柱となっている。

 特に最多勝も狙える活躍を見せている剛腕、ジャクソンに関してはファンの間からも「今年オフ契約して欲しいランキング1位」「暑いからって、他球団行かないで!」「早く契約延長してくれ!」と球宴を前にして、早ければ来季の助っ人契約情報が出始める頃とあって、去就を気にする声も上がり始めた。日本球界に適応し、ローテーションをしっかり守れる先発投手はどの球団も求めているピースでもある。

 日本語のレパートリーも増え、圧巻のパフォーマンスでDeNAファンを魅了し続けている背番号42の投球内容にリーグ戦再開後も注目が高まっていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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