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 オクラホマシティ・サンダーとインディアナ・ペイサーズによる「NBAファイナル2025」は、第6戦を終えて3勝3敗のタイになり、6月23日(現地時間22日、日付は以下同)に最終第7戦が開催される。

 サンダーではシェイ・ギルジャス・アレクサンダーがシリーズ平均で両チームトップの平均30.5得点に4.5リバウンド4.5アシスト2.0スティール1.5ブロック、ジェイレン・ウィリアムズが平均24.2得点5.2リバウンド3.7アシストをマーク。

 一方のペイサーズは、フォワードのパスカル・シアカムがチーム最多の平均19.8得点8.3リバウンドに4.0アシスト1.7スティール1.3ブロック、司令塔タイリース・ハリバートンが平均14.8得点5.3リバウンド6.8アシスト1.3スティールを残している。

 もっとも、このチームは計8選手がシリーズ平均で2ケタ得点を記録している。なかでもベンチスタートのTJ・マッコネルはシリーズ平均19.0分のプレータイムで11.3得点3.2リバウンド4.5アシスト2.3スティールに加え、フィールドゴール成功率53.7パーセント、3ポイントシュート成功率60.0パーセントと好調を維持。

 昨シーズンまでNBAで12シーズンをプレーしてきたパトリック・ベバリーが「もしインディアナが勝ったら、TJ・マッコネルがMVPになるべきだ」と第6戦後にXへ投稿したように、マッコネルが強烈なインパクトを残している。

 20日に行われた第6戦。マッコネルは24分8秒プレーして12得点9リバウンド6アシスト4スティールをマーク。積極果敢なドライブからペイントへ侵入し、ミッドレンジジャンパーやレイアップを決めつつ、チームメートたちの得点機会を演出し、ルーズボールダイブでポゼッションを確保するなど攻防両面で活躍。185センチの小兵ながら、シアカムの13本に次ぐリバウンド数を奪い、アシストとスティールで両チーム最多の本数を稼ぎ出した。

 そのマッコネルはファイナル6試合で合計68得点、19リバウンド、27アシスト、14スティール。ファイナルという大舞台で、ベンチスタートの選手がシリーズ計60得点、25アシスト、15リバウンドをクリアしたのはマッコネルがNBA史上初となった。

 ファイナル第7戦の会場は、サンダーのホーム、ペイコム・センターのため、ペイサーズにとってはアウェーゲームになるのだが、マッコネルがこの試合でも相手守備陣をかき回して攻防両面で活躍となれば、ペイサーズが勝利へ近づくことになりそうだ。