◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目(21日)◇フィールズランチ イースト (テキサス州)◇…

勝みなみはコース外のアクシデントにもめげず粘りのプレー

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目(21日)◇フィールズランチ イースト (テキサス州)◇6604yd(パー72)

タフなメジャーで予選通過を決め、充実感いっぱいでベッドに入ったはずの勝みなみは火災報知器のけたたましい警報音で飛び起きた。時刻は21日(土)の深夜2時。「一番眠りが深い時間じゃないですか…」。眠たい目をこすりながら、それでもパスポートなど貴重品が入ったバッグだけつかんで母・久美さんとともにホテルの外に出た。

ほかの宿泊者も一斉に部屋から出てくる中、警報音はなかなか止まらない。車の中で待つ間は「『虎テレ』を見てました」。こよなく愛するプロ野球・阪神タイガースの試合をチェックし、結局部屋に戻って寝られたのは1時間弱だったという。それでも、午前9時37分のスタートに合わせてコース入りした時には「忘れてました。コースに入ったら、もうそれどころじゃないから」。米ツアー3年目のたくましさが光る。

長いクラブのショットが切れている

パー5でありながら、強烈なアゲンストの風が吹いた影響で3日目の最難関となった1番から始まる前半はなかなかゲームが落ち着かなかった。1番、3番とパー5で2ボギーが先行。アイアンショットを右からの風に乗せてピンそばに絡めた4番(パ-3)でバーディを奪い返しても、すぐに3連続ボギーを喫した。

前半で苦しみながら、後半はパープレーにまとめた

それでも、「めちゃくちゃ安定してます」と自画自賛する1Wショットの出来が気持ちを上向かせてくれる。今週から契約メーカーの最新モデル「ZXi」にスイッチ。ロフトを1度寝かせることで打ち出しを高く調整し、少なかったスピン量も適正値になった。データの裏付けとともに「やっぱり、ドライバーがいいと気持ちが乗ってくる。替えて良かった」とメンタル的な作用も見逃せない。

折り返しの9番(パー5)では1W→5Wとつないで2オンに成功。2パットで難なくスコアを伸ばし、「9番のバーディをきっかけに(流れが)ちょっと良くなった」と確かな上昇ムードを感じ取ったバックナインをパープレーでまとめた。

35位から、まだまだ上を狙える最終日へ

我慢を重ねた3オーバー「75」のラウンドは3日目のフィールド平均「76.07」を上回り、通算7オーバー35位で最終日へ。疲れた様子も見せず、「きょうはたくさん寝ます」と笑顔で引き揚げた。(テキサス州フリスコ/亀山泰宏)