仙台大学(宮城県柴田町)女子硬式野球部が、初の全国制覇を遂げた。5月に高知県であった第11回全日本大学女子硬式野球選手…

 仙台大学(宮城県柴田町)女子硬式野球部が、初の全国制覇を遂げた。5月に高知県であった第11回全日本大学女子硬式野球選手権で、出場18チームの頂点に立った。東北唯一の大学女子硬式野球部として、創部して3年目の快挙だ。

 予選リーグ初戦は大阪体育大(大阪府)に0―2と黒星スタートとなったが、続く2戦目では大会を2連覇中の平成国際大(埼玉県)に5―0の完封勝利。決勝トーナメント進出を果たした。

 決勝戦の相手は、初戦で敗れた大阪体育大。一回から点を取り合う展開に。先攻の仙台大が長打を連発して2点を奪うと、後攻の大阪体育大も1点を取り返した。

 四回裏にも1点返され追いつかれるが、五回表に相手の失策から2死二塁のチャンスが訪れる。勝負どころで真弓心主将(3年)が放った打球は遊撃手の頭を越え、勝ち越し安打に。

 最終七回にはそれまで捕手だった上舘美乃(はるの)選手(2年)がマウンドに上がり、相手の攻撃を3人で締めた。3―2で初戦の借りを返し、優勝を決めた。

 昨年は全国初勝利をつかんだものの、2回戦敗退に終わった。今年は大会前に社会人チームと試合を重ねたことで、投手陣が経験を積めたことが奏功したという。

 真弓主将は「一戦ごとにチームの絆が強くなり、野球を楽しめたことが結果につながった」と話す。

 大学女子硬式野球の全国大会は春夏に開かれる。8月に和歌山県で開催される大会では春夏2冠がかかる。創部時から監督を務める入沢裕樹監督(42)は「追われる立場になるが、常に挑戦者として試合に臨みたい」と話している。(三村悠)