フィギュアスケートの世界選手権女子で3度優勝の坂本花織(25)=シスメックス=が20日、ミラノ・コルティナ冬季五輪のあ…

 フィギュアスケートの世界選手権女子で3度優勝の坂本花織(25)=シスメックス=が20日、ミラノ・コルティナ冬季五輪のある来季限りでの引退の意向を表明した。神戸市に新設されたリンク「シスメックス神戸アイスキャンパス」のオープニングセレモニー後に、「自分の競技人生は1年を切っている」と話した。

 理由については、「中途半端に2年、3年とやるよりも、これがいい区切り。次に4年後を目指すとなると29(歳)なので、不可能かなと考えて、この26になる年でいったん区切りをつけようかなと思った」と説明。「去年のシーズンの(開幕前の)時から割と固めてはいました」と心を決めた時期についても明かした。

 神戸市出身の坂本は、2018年に四大陸選手権と全日本選手権で初優勝。22年の北京五輪では個人で銅メダル、団体では銀メダルを獲得。同年から世界選手権で個人3連覇を果たした。今年3月の世界選手権では銀メダルだった。(内田快)