三重県四日市市の海星高校野球部グラウンド脇に、これまでの甲子園出場などを振り返る「栄光記念プレート」がお目見えした。ト…

 三重県四日市市の海星高校野球部グラウンド脇に、これまでの甲子園出場などを振り返る「栄光記念プレート」がお目見えした。トレーニング室の外壁に、甲子園に出場した夏11回、春2回の選手や指導者の名前と戦績を記したプレートがはめ込まれている。

 プレートは、1枚が縦40センチ、横60センチのステンレス製。甲子園のほか、国体や神宮大会出場を記念した17枚と寄贈者名を記した1枚がある。これまで、野球部の歴史を振り返るモニュメントなどがなかったため、野球部出身者とスタッフの有志が「現役選手の励みにもなる」と寄贈した。

 海星は1965年に夏の全国選手権大会に初出場後は「甲子園の常連」とも言われ、夏は2回、春も1回、ベスト8に進んだが、99年春以降は甲子園から遠ざかっている。

 今月14日、選手らも参加してプレートの除幕式があった。81年夏に出場した野球部出身者の会の真田厚会長(61)は「先輩たちに続いて、この夏はプレートを増やしてほしい」。水谷宗太主将(3年)は「生まれる前とはいえ、こんなに強い時代があったとは。今年こそは夢をかなえたい」と話した。(本井宏人)