12月に37歳になるベテラン、三塁の守備には定評があるが… 巨人を自由契約となった村田修一内野手。12月に37歳になるベ…

12月に37歳になるベテラン、三塁の守備には定評があるが…

 巨人を自由契約となった村田修一内野手。12月に37歳になるベテランは今季前半戦こそ出場機会に恵まれなかったものの、7月に入ってから定位置の三塁で出場を続け、チーム5位の14本塁打、同4位の58打点をマーク。シーズンを通して試合に出続ければ、さらに数字を積み上げていたことは確実なだけに、複数球団が獲得に動くことになるだろう。

 横浜時代には2007、08年と2年連続で本塁打王に輝いた大砲は、三塁の名手としても立場を確立しており、巨人移籍後には13、14、16年とゴールデングラブ賞を3度受賞。軽快なフットワーク、強肩を生かした一塁への矢のような送球には定評がある。では、セイバーメトリクスの指標では、村田の守備についてどのような数字が出ているのか。

 メジャーで重視されるセイバーメトリクスの指標「UZR(Ultimate Zone Rating)」は、獲得したアウトを数えていき、それを得点(防いだ失点)の形で評価している。選手によって打球が飛んだ数の違いが生じることなどを考慮して、「平均的な見込み」との対比で評価される。つまり、「同じ守備機会を同じ守備位置の平均的な野手が守る場合に比べてどれだけチームの失点を防いだか」を表す数字だ。DELTA社の独自集計による2017年の両リーグの三塁手の「UZR」(600イニング以上、三塁を守った選手のみ)は以下のとおりとなっている。

1、宮崎敏郎(DeNA) 11.5
2、安部友裕(広島) 9.7
3、松田宣浩(ソフトB) 5.2
4、中村剛也(西武) 0.6
5、藤井亮太(ヤクルト) 0.0
6、村田修一(巨人) -1.9
7、レアード(日本ハム) -3.1
8、マギー(巨人) -6.7
9、ウィーラー(楽天) -8.1
10、鳥谷敬(阪神) -13.4
11、小谷野栄一(オリックス) -17.1

過去3年間の村田の「UZR」は?

 名手とされてきた村田だが、今季はマイナスの数値が出ている。「UZR」は長期間で見るべき数字とされているので、過去3年間についても見てみよう。(すべて600イニング以上、三塁を守った選手のみ)

【2016年】
1、松田宣浩(ソフトB) 7.9
2、レアード(日本ハム) 6.7
3、川端慎吾(ヤクルト) -1.3
4、今江敏晃(楽天) -1.9
5、村田修一(巨人) -11.8

【2015年】
1、松田宣浩(ソフトB) 17.6
2、中村剛也(西武) 9.1
3、今成亮太(阪神) 8.9
4、レアード(日本ハム) 3.5
5、今江敏晃(ロッテ) 0.8
6、梵英心(広島) -1.7
7、川端慎吾(ヤクルト) -4.6
8、村田修一(巨人) -8.0
9、バルディリス(DeNA) -8.0
10、ルナ(中日) -10.9

【2014年】
1、松田宣浩(ソフトB) 6.9
2、ルナ(中日) 6.5
3、今成亮太(阪神) 6.2
4、ヘルマン(オリックス) -0.9
5、川端慎吾(ヤクルト) -2.0
6、村田修一(巨人) -5.6 
7、今江敏晃(ロッテ) -8.4
8、バルディリス(DeNA) -8.6

 マイナス数値が続いているが、村田の守備には数字では計れない魅力があることも確か。強打の三塁手を必要としている球団は少なくない。新天地で再び輝きを放つことを期待したいところだ。(Full-Count編集部)