通算13度目の退場処分【MLB】ドジャース 8ー6 パドレス(日本時間18日・ロサンゼルス) ドジャースのデーブ・ロバー…

通算13度目の退場処分

【MLB】ドジャース 8ー6 パドレス(日本時間18日・ロサンゼルス)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は17日(日本時間18日)、本拠地・パドレス戦で今季初の退場となった。3回に大谷翔平投手が死球を受けて激怒。直前にパドレスのタティスJr.が死球を受けており、大谷への死球を「故意だったと感じる」として、2球続けて投じられた“危険球”を強く非難した。

 大谷が投手復帰した前日16日(同17日)の試合ではドジャースのパヘスが死球を受けて激昂。それも踏まえ「アンディ(パヘス)が昨晩死球を受けた。彼は少しオーバーリアクションをしたように感じた。そして、故意ではない形で私たちはタティスに当ててしまった。後ろに控えるのは中軸だから、あの状況ではランナーを許すことは避けたい。間違いなく彼(タティスJr.)は」とタティスJr.への死球は不可抗力だったと説明した。

 本拠地が一瞬にして不穏な空気となったのは3回1死。大谷が右太もも付近に死球を受けた。初球も内角を襲い、2球目の93.8マイル(約150.9キロ)のフォーシームが右足に。「一塁が空いた状況でショウヘイが打席に入って、バスケスは(初球)彼にお見舞いを喰らわせた。そして(2球目)当てた。あれほどコントロールミスをすることは難しい」とした上で「やるんだったら、責任を負うこと。失敗はなしだ」と初球に当てることができずに連続して厳しい球を投じたバスケスを非難した。

 さらに「彼らはそれが正当なことだと感じるのであれば、評価はする。だって、(初球に)足元を当てようとしたんだから。そうであれば、(初球にしっかりと当てて)責任を負うことだ。そして、次に移ればいい」と怒りを隠せず。「しかも故意だったと感じる。それも野球の一部だということは全員が理解している」と語気を強め、大谷への死球は故意であったかの認識を問われると「間違いない! 間違いない!」と興奮気味に繰り返した。

 直前にパドレスの主砲タティスJr.が背中に死球を受けたばかりで審判団はグラウンド上で協議。両チームに警告が発せられたことには「正当だとは思わなかった」と強調し「彼ら(審判団)の考えを知りたかっただけだ。私は常識をわきまえている人間だ。警告を発するのであれば、彼らの考えを聞くのは常識内のこと。激怒したかったのではなく『why?(なぜ?)』を知りたかっただけだ」と続けた。

 三塁ベンチのロバーツ監督はダグアウトを飛び出したが、その直後に、三塁塁審トリップ・ギブソンから通算13度目となる退場を宣告された。両手を広げるなどして猛抗議した指揮官は試合後、パドレスのマイク・シルト監督が審判団と話し込んだシーンを振り返り「私が退場になった後に、説明を受けているのを見て! 彼は試合に残っていたんだ!」と強い口調で怒りをにじませていた。(Full-Count編集部)