広島…

 広島ドラゴンフライズは6月18日、2025-26シーズンにおいて伊藤達哉との契約に新たに合意したことを発表した。

 現在30歳の伊藤は、173センチ72キロのポイントガード。洛南高校、東海大学を経て、Bリーグ初年度の2016-17シーズンに京都ハンナリーズでプロキャリアを始めた。2019-20シーズンから大阪エヴェッサ、名古屋ダイヤモンドドルフィンズでもプレーし、2024-25シーズンに琉球ゴールデンキングスへ移籍。レギュラーシーズンは41試合の出場で1試合平均3.2得点1.4リバウンド2.3アシストを記録した。

 伊藤、岡崎修司ゼネラルマネージャーは公式HPで次のようにコメントした。

「初めまして! 琉球ゴールデンキングスから移籍してきました伊藤達哉です。広島ドラゴンフライズの一員としてプレーできること、大変嬉しく思います。そして幼少期を過ごした広島でプレー出来ることもとても楽しみにしています。来シーズン、自分が持っている最大限の力を出し、チームの勝利に貢献出来るよう精一杯頑張りますので、沢山の声援をよろしくお願いします」(伊藤)

「この度、伊藤達哉選手と来シーズンの契約に合意いたしました。伊藤選手とは昨日発表の中村選手の退団意思確認後に交渉を始め、結果的に複数年契約で合意していることもあわせてご報告いたします。伊藤選手は広い視野とボールハンドリング力を持ち合わせており、速い展開から遅い展開まで様々な試合の流れを作り出せる選手です。ドライブからペイントへアタックして、自ら得点を重ねるだけでなく、味方へのアシスト能力も非常に高くチームの潤滑油になれる存在です。クラブとしては、伊藤選手の粘り強くハードなディフェンスを最も評価しており、前線からプレッシャーをかけてディフェンスゲームを作り出せる選手の加入を嬉しく思っています。また今シーズンは琉球ゴールデンキングスという、素晴らしい環境とブースター、文化を持つクラブに所属し、準優勝という結果に貢献しています。琉球と契約延長して優勝を目指したいという思いも強かったと思いますので、今回の移籍は伊藤選手にとっても悩ましく、難しいものだったと思います。そのような状況の中、キャリアの集大成となるような年齢において広島を選んでくれたことに感謝しています。ポイントガードとしての役割をこなしながら、経験豊富なベテラン選手としてもチームをまとめ上げていけると信じていますし、勝利に導くようなプレーに期待をしています」(岡崎GM)

 なお、広島は岡崎GMのコメントどおり、司令塔の中村拓人が2025-26シーズン以降の契約を解除して退団。18日時点で寺嶋良、市川真人、ロバーツケイン、上澤俊喜、ドウェイン・エバンス、渡部琉、ニック・メイヨ、山崎稜、三谷桂司朗との契約継続、コフィ・コーバーン、晴山ケビンとの契約合意を発表している。