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オクラホマシティ・サンダーは、6月17日(現地時間16日、日付は以下同)にホームのペイコム・センターで行われたインディアナ・ペイサーズとの「NBAファイナル2025」第5戦を120-109で制し、3勝2敗でリーグ制覇に王手をかけた。
これまでのNBAファイナルにおいて、2勝2敗で迎えた第5戦をモノにしたチームは勝率74.2パーセント(23勝8敗)の高確率で優勝しているだけに、サンダーはシアトル・スーパーソニックス時代の1979年以来初の王座獲得へ向けて優位に立ったと言えるだろう。
第5戦ではジェイレン・ウィリアムズがプレーオフ自己最多の40得点に6リバウンド4アシスト、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(SGA)が31得点10アシスト2スティール4ブロックと両輪が活躍。
さらにアーロン・ウィギンズが14得点5リバウンド、ケイソン・ウォーレスが11得点4スティール、チェット・ホルムグレンが9得点11リバウンド3ブロック、ルーゲンツ・ドートが9得点8リバウンド3アシスト2スティールを残した。
第4戦で3ポイントシュート成功率18.8パーセント(3/16)と絶不調だったサンダーは、ホームに戻った第5戦で見事に復調。ウィギンズが4本、ウィリアムズとドート、ウォーレスがそれぞれ3本を決め切り、チーム全体で成功率43.8パーセント(14/32)をマークし、タイムリーに沈めていった。
また、アグレッシブに相手を追い込んで手をうまく使った攻撃的なディフェンスも機能。チーム全体で15スティールと12ブロックを奪い、ペイサーズから23本のターンオーバーを誘発し、そこから32得点を挙げた。
そして主砲SGAはファイナルで4度目、「NBAプレーオフ2025」全体で15度目の30得点超え。単年のプレーオフで15度以上の30得点ゲームを達成したNBA史上4人目の選手に。
サンダーが誇るMVPプレーヤーは、1992年のマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、1995年のアキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)、2009年のコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)に次ぐ快記録に到達した。
サンダーとペイサーズによるファイナルは、20日にペイサーズのホーム(ゲインブリッジ・フィールドハウス)で第6戦が行われる。王手をかけたサンダーが第4戦から3連勝で一気に決着をつけるのか、それともペイサーズがホームで逆王手をかけるのか必見だ。
【動画】ファイナル第5戦で31得点10アシストをマークしたSGAのハイライト!