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 6月15日、バスケットボール男子日本代表が若手選手中心のディベロップメントキャンプを公開。ハーパー・ジャン・ローレンス・ジュニア(サンロッカーズ渋谷)が練習後の取材に応じ、「気を引き締めてアグレッシブにやっていきたい」と意気込みを口にした。

 現在22歳のハーパーは、東海大学在学中だった昨年末からサンロッカーズ渋谷に加入すると、今年2月に行われた『FIBAアジアカップ2025予選』の日本代表に選出。モンゴル代表戦で19分出場し、7得点3リバウンド3アシスト2ブロック、苦しい試合展開のなかアグレッシブな守備から流れを呼び込む場面もあり、一躍スポットライトを浴びた。

 再び代表活動に招集されたハーパーは、日本代表への思いを問われると「2月に代表へ入らせてもらって、さらに勇輝(河村)に近づけると思いましたし、勇輝と一緒に代表に入ってプレーしたいなという思いが強くなりました」と話した。

 福岡第一高校、東海大学と、アマチュア時代に同じ道を歩んできた河村勇輝(NBAメンフィス・グリズリーズ)とは、今回のキャンプ前にワークアウトをしたようで、1on1では「しっかりやられました」と笑顔。「勇輝もレベルアップしていて、全然違う勇輝でした。自分のことをよく知っていて、ディフェンスでもやることをわかっていたのか知らないですけど、先を読まれていましたね」と貫禄を見せられたが、NBAでの経験を共有する貴重な時間を過ごした。

 今回のディベロップメントキャンプは、今年8月に開催される『FIBAアジアカップ2025』へ向けたメンバー選考もかねており、アメリカの大学でプレーする有望株たちも多数招集されている。熾烈なポジション争いが予想されるポイントガードの座を狙うハーパーにとっては、再び代表入りへアピールしたいところだろう。

 取材対応中に何度も「アグレッシブ」という言葉を口にした22歳。アジアカップ代表入りへ向けて、「これまでと変わらずにアグレッシブにやるだけだと思います。ディフェンスでは自分の持ち味を出して、オフェンスでは自分から積極的なパスだったりを心掛けてやっていきたいと思います」と引き締めた。

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