【MLB】ドジャース 2—6 ジャイアンツ(6月13日・日本時間14日/ロサンゼルス)【映像】指揮官も声を荒げた疑惑の一…

【MLB】ドジャース 2—6 ジャイアンツ(6月13日・日本時間14日/ロサンゼルス)

【映像】指揮官も声を荒げた疑惑の一球

 ドジャースの山本由伸投手が、球審の微妙な判定に泣かされた。

 ギリギリのコースに投じられた一球はまさかのボール判定となり、ロバーツ監督もベンチで思わず声を荒げる。さらに直後に痛恨満塁弾を被弾するなど、厳しい結果に終わった。

 1-1の同点で迎えた3回表、1死一塁の場面で打席には3番のラモス。ここまで11本塁打を放つ一発の危険性がある打者だけに、山本は慎重な投球を続けた。その結果、初球から3球連続でボールとなり、カウントは3ボール0ストライクと苦しい展開に。4球目はアウトコース高めのストレートでストライクを取り、カウントは3ボール1ストライク。続く5球目はインローへ152キロのシンカー。ギリギリいっぱいストライクかと思われたが、球審の判定は無情にもボール。フォアボールで出塁を許し、1死一、二塁とピンチが広がった。

 MLB公式データサイトの『Baseball Savant』や中継映像のグラフィックを確認すると、ボールはストライクゾーンを通っていたように見えた。山本も一瞬首を傾げ、ベンチに目をやるほどだった。この5球目の判定に激怒したのがロバーツ監督だ。最前列で戦況を見つめていた指揮官は、判定直後に身振り手振りを交えて「ストライク!」と強く抗議した。グラウンドに飛び出すことはなかったが、その表情や仕草から怒りは十分に伝わった。

 その後、山本は次打者のスミスを空振り三振に仕留めたが、フローレスにフォアボールを許し、2死満塁に。ここで踏ん張れず、シュミットに痛恨の満塁ホームランを浴びた。被弾直後、マウンド上でグローブを叩きつけようとする仕草に悔しさが滲んでいた。

 野球に「たら、れば」は禁物だが、ラモスへの5球目がストライクと判定されていれば、状況は違っていたはずだ。そう思わずにはいられない疑惑の判定だった。なお試合は2ー6でドジャースが敗れている。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)