イン…

 インディアナ・ペイサーズは、6月12日(現地時間11日、日付は以下同)にホームのゲインブリッジ・フィールドハウスで臨んだ「NBAファイナル2025」第3戦で、オクラホマシティ・サンダーを116-107で下し、2勝1敗でシリーズをリードした。

 ペイサーズではベンチスタートのベネディクト・マサリンが両チーム最多の27得点に4リバウンドを奪ったほか、タイリース・ハリバートンがトリプルダブル級(22得点9リバウンド11アシスト)のスタッツに2スティール、パスカル・シアカムが21得点6リバウンド4アシスト2スティールと続いた。

 この試合、ペイサーズはベンチポイントで49-18とサンダーを圧倒。このチームに良いリズムをもたらした1人が、TJ・マッコネルだった。キャリア10年目のポイントガードは、ペイントタッチからチームメートたちの得点機会を演出したほか、相手のスローインをスティールしたり、オフェンシブ・リバウンドをもぎ取るなどチームのポゼッションを増やし、15分6秒のプレータイムで10得点1リバウンド5アシスト5スティールと躍動。

「相手のディフェンスはエリートなんだ。だから彼ら(サンダー)が僕らへ群がって囲い込んでスティールする前に、ペイントへ入ろうとした」と試合後に語った33歳のベテランは、攻防両面で勢いをもたらす貴重な働きを見せた。

 1973-74シーズンにスティールの統計が始まってから、ファイナルという大舞台でベンチスタートの選手が1試合で10得点5アシスト5スティールを残したのはこの日のマッコネルがNBA史上初。

 サンダーの守備網をかいくぐり、素早くボールプッシュしてレイアップに持ち込んだり、ペイントエリアからショットを決めるなど、マッコネルの活躍はペイサーズの第3戦勝利に不可欠なものだったと言っていい。両チームの頂上決戦は、ペイサーズのホームで14日に第4戦が行われる。

【動画】ファイナル第3戦でマッコネルが見せた好プレー集をチェック!