石川県の馳浩知事は10日、大相撲夏場所で優勝し、75代横綱への昇進を果たした大の里(25)=本名中村泰輝、石川県津幡町…
石川県の馳浩知事は10日、大相撲夏場所で優勝し、75代横綱への昇進を果たした大の里(25)=本名中村泰輝、石川県津幡町出身、二所ノ関部屋=に対し、県民栄誉賞を贈呈する考えを表明した。打診に対し、大の里側は受諾の意向といい、13日に選考委員会を開いて正式決定する。
10日に開会した6月県議会の議案説明で表明した。馳知事は「郷土の誇りであり、栄誉を心からたたえるため、県民栄誉賞を贈呈したい。『唯一無二』の横綱として今後一層の活躍を期待している」と述べた。
大の里は、輪島以来、県内からは52年ぶり3人目の横綱。横綱昇進が決まり、日本相撲協会の使者を迎えた際には、能登半島地震からの復興途上にある故郷に「明るい話題を届けたい」と誓った。
県民栄誉賞の贈呈は、元大リーガーの松井秀喜さん、柔道の松本薫さん、レスリングの川井梨紗子さん、川井友香子さんに続き5人目となる。(石川幸夫)