イチロー氏を「目指したい」と語ったジャッジ。その発言の真意は――。(C)Getty Images「イチローのようなヒット…

 

イチロー氏を「目指したい」と語ったジャッジ。その発言の真意は――。(C)Getty Images

 

「イチローのようなヒットを打てるように目指したいんだ」

 これはヤンキースのアーロン・ジャッジが、現地時間5月31日に米スポーツ専門局『FOX Sports』の中継番組内で発した発言だ。アレックス・ロドリゲス(元ヤンキース)、デレク・ジーター(元ヤンキース)、デビッド・オルティス(元レッドソックス)という3人の大物OBに囲まれた中でのさりげないものだったが、パワーヒッターとして声価を高めてきた、これまでの実績を考えれば、興味を大いに抱かせるコメントだった。

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 もっとも、キッカケは、ロドリゲス氏の“振り”にあった。MLB通算696本塁打をマークしたレジェンドは、全米中継の番組で「今シーズンはイチローのように258安打ペースで、ホームランはバリー・ボンズ並みのペースで打っているけど、ヒット、もしくは打率とホームランのどちらに誇りを感じる?」と無理難題を問いかけていた。

 これにやや苦笑いを浮かべたジャッジは、「誰もがホームランは大好きだと思う。でも、正直に言って、僕が見てきた凄い選手たちは高打率を残していたんだ。とにかく外野の間に強い打球を飛ばしていたんだ」と回答。そして、冒頭のコメントを発していた。

 ただ、今季のジャッジならイチローのようなタイプへの変貌も可能ではないだろうか。というのも、ここまでリーディングヒッターぶりを存分に見せつけているからだ。実際、5月終了時点の歴代安打数では、2001年のイチロー氏が叩き出した86安打に並び、現地時間6月1日のドジャース戦が終了した時点で打率.391を記録。年間安打数も単純計算ながら240.2本。これは、それこそ2001年にルーキーだったイチロー氏が記録した242本に迫る本数である。

 恐ろしいのは、それだけのハイアベレージを残しながら、本塁打も年間58.6発ペースを維持している点だ。これはまさに完全無欠のジャッジの異能さを物語る結果と言えよう。

 無論、順風満帆にいかないのが、世界屈指の舞台であるメジャーリーグだ。それでも、ロドリゲス氏に「言葉がないよ」と言わしめるジャッジであるならば、最終的にイチロー氏とボンズ氏の両方を兼ねたような成績を残すかもしれない。少なくとも、その可能性を期待せずにはいられない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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