鬼気迫る表情でマウンドに立ち、力投した大谷。(C)Getty Images 投手としての復帰に向けて、大谷翔平(ドジャー…

鬼気迫る表情でマウンドに立ち、力投した大谷。(C)Getty Images
投手としての復帰に向けて、大谷翔平(ドジャース)は着実に歩みを進めている。
大谷は、5月31日に本拠地で行われるヤンキース戦前に実戦形式の投球練習「ライブBP」に登板。若手捕手ダルトン・ラッシングとバッテリーを組み、ドジャースタジアムの初マウンドに立って計29球を投じ、安打性の当たりは2本のみだった。
前回のライブBPから中6日。2回を想定しながらも内容で初回に16球、続く2回に13球を投げ、その中でワインドアップからノーワインドアップにモーションを変えるなど様々な投球を試行。MLB公式サイトによれば、全球種を投げたというこの日は、球速は95〜97マイル(約152.8〜156.1キロ)を計測した。
また一歩、完全復帰に歩を進めた「投手・大谷」。もっとも、「ショウヘイにとって本当に良い一日だ」と語ったデーブ・ロバーツ監督が「まだ5、6イニング投げないといけない。だから、道のりは長い」としたように、課題は山積している。
無論、ライブBPの内容を受け、米メディアを中心に巷では大谷のリハビリにポジティブな論調が目立った。その大半はレギュラーシーズン中の復帰を後押しするものばかりであった。一方で球界のレジェンドからは年内の復帰に待ったとかける声が飛んだ。
発信者となったのは、この日に行われるヤンキース戦を、全米中継している米スポーツ専門局『FOX Sports』の解説を務めたMLB通算696本塁打のアレックス・ロドリゲス氏だ。ドジャース投手陣に14人もの負傷者が相次いでいる点を考慮し、「オオタニは今シーズン中に投げるべきじゃない」と持論を語った。
「もしも、オオタニが怪我をして15人の投手が負傷者リスト入りでもしたら、それこそドジャースのシーズンは終わりだ。そこに私はリスクとリターンが伴っていないと思う」
シーズン真っただ中での復帰に怪我を再発させるリスクがあると説くロドリゲス氏は、こうも続けている。
「もう一つ考えるべきことは、彼は繊細なタイプの投手ではなく、パワーピッチャーだということだ。速球、タイトなスライダー、そしてスプリットで相手を牛耳る。そういう彼は、すでに2度のトミー・ジョン損傷を経験しており、ワールドシリーズでも肩を負傷した。私ならオフシーズンと春季キャンプの丸々をかけて、肉体的にも、精神的にも、今の状況を整えて臨ませる」
今後も本人の状態を鑑みながら、調整が続いていくとみられる。その中でロドリゲス氏の発した“異論”は、興味深い指摘となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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