◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 事前情報(28日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇7461yd(パー72)日…

PGAツアーのルーキー大西魁斗は今季初めて日本ツアーに出場する

◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 事前情報(28日)◇JFE瀬戸内海GC (岡山)◇7461yd(パー72)

日本に帰ってくると、コンビニエンスストアのありがたみを痛感する。最近は店内カウンターのそばにあるドーナツがおいしい。糖分が脳まで響きそうな米国の“激甘”デザートとは違う、優しい味わい。「やっぱり日本の食べ物は全般的においしい」。一時帰国中の母国で癒やされつつ、大西魁斗の視線は主戦場のPGAツアーに向いている。

5月の「マートルビーチクラシック」を終えて2週前に帰国し、今週は今季初めて日本ツアーに出場する。狙いはもちろん、有資格者を除く上位3人に付与される7月の「全英オープン」(北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC)の出場権。次週の「RBCカナディアンオープン」(TPCトロント)でカナダに渡る前に、メジャー行きのチケットをつかみに来た。

下部コーンフェリーツアーから昇格して迎えたPGAツアーのルーキーイヤー。ここまでの戦いぶりは厳しい。12試合に出場し決勝ラウンドに進んだのは3月「バルスパー選手権」(42位)、4月「コラレスプンタカナ選手権」(18位)だけ。「楽しむことよりも『どうやったら早くうまくなるのか』ということで頭がいっぱい」と話すのもうなずける。

スイングも少しずつアップデートしている

2年間過ごした下部ツアーとのレベル差。大西はPGAツアーのトップ選手の強さを「難しければ難しいほど球をコントロールできる」と表現する。「天候が悪くなった時ほど(下位選手との)差が出てくる。風が強い日、雨の日、そういうときこそ上の選手は球質に安定性がある。調子が良い、悪いは関係なく、総合的にゴルフの質が高い」。飛距離が出る、バーディをたくさん獲れるプロは下部にもたくさんいた。そこにタフさを兼ね備えたプロが、最高峰にはあふれている。

「やっぱり、実力社会ですね」。そう言葉にした26歳の表情は明るい。「結果はついてきていないですけど、それが今の自分の現状だと早く受け入れないと前に進めない」と内藤雄士コーチとの試合会場での久々のやり取りにも熱が入る。「僕にはまだ4日間を通しての安定性がない。でも、今のトップ選手もこういうのをくぐり抜けてきたと思う。効率よく、うまくなればいいなと思います」。ゴールはずっと先にある。(岡山県笠岡市/桂川洋一)