「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

櫻井 周斗 さくらい・しゅうと
日大三高
投手兼外野手・左投左打・178センチ80キロ・1999年6月25日生(18歳)

 

 高校野球でも稀有になりつつある「二刀流」を体現する左腕。投手としては最速149キロのストレートに切れ味鋭いスライダー。打者としても高校通算本塁打31発を誇る。

 埼玉県所沢市出身の櫻井は市立牛沼小1年時に、所沢ニュータウンヤンキースで軟式野球を始め、6年時に東京ヤクルトスワローズジュニアに選出されるなど、早くからその才能の片鱗をのぞかせていた。ただ、新座リトルシニアに所属していた市立東中2年時には左ひじを故障。以後は野手として東京の名門・日大三高に入学。1年秋からレギュラーの座をつかみ、2年夏に西東京大会準決勝の東海大菅生戦で高校初となる公式戦先発マウンドへ。試合には敗れたものの、ここで最速143キロを計測したことで「二刀流」への道が開けた。

 そして秋季都大会決勝では世代最強スラッガー・清宮幸太郎(早稲田実業)を5打席連続三振に仕留めたことにより、一躍全国にその名を轟かせることに。さらに翌春センバツでは初戦で優勝候補の履正社を相手に先発。計8回を投げ6失点を喫して敗れたものの、西のスラッガー・安田尚憲から3三振を奪うなど、左キラーとして才能の片鱗を見せた。

 一方で直後の都大会では決勝戦で再び早稲田実業と対戦。外野手として本塁打を含む7打数4安打4打点と打者として活躍した。
 迎えた最後の夏は、西東京大会準々決勝で東海大菅生に敗れたものの、最速149キロを計測した投、1本塁打に出塁率5割を超えた打撃共に高い評価を受け、侍ジャパンU-18代表に選出。WBSC U-18ベースボールワールドカップでは主に5番左翼手で出場し、27打数9安打5打点で3位獲得に貢献した。

 高校で存分に示した潜在能力は、投手・打者どちらの道に進むにしても必ずプラスになる要素。「ダイヤの原石」櫻井周斗は、これまでと同じく自然体で10月26日を待つ。