「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

本田 仁海 ほんだ・ひとみ
星槎国際湘南高 
投手・右投左打・181センチ75キロ・1999年7月27日生(18歳)

 

 神奈川の私学・星槎国際湘南高躍進の立役者となった最速149キロ右腕。セットポジションからすっと左足を上げ、しっかりとタメを作り、インステップに踏み込みながら、体の回転を活かして右打者のアウトローに投げ込むストレートばかりでなく、柔らかく右肘を使ったスライダーも内外角自在に操る。

 神奈川県横浜市出身の本田は大和市立北大和小学校3年の時。軟式野球クラブ・北大和ドリームで野球を始めた。その後、大和市立つきみ野中でも軟式野球部に所属するも全国的には全く無名の存在。球速も120キロ程度。しかし、桐蔭学園で春夏10回の甲子園出場を誇る土屋恵三郎監督就任と同時に高校に入学した本田は、1年春からベンチ入りを果たし、頭角を現すことに。2年夏には創部初の神奈川大会4回戦進出に貢献。2年秋にはエースナンバーを背負うと、秋季神奈川県大会準々決勝まで勝ち上がるなど、躍進を見せる。

 さらに今春の神奈川県大会では日大藤沢、慶應義塾など甲子園出場経験もある強豪を撃破し、4強進出。秋に敗れた横浜との再戦となった準決勝では大敗を喫したが、この大会で146キロを計測し注目の存在となった。

 第1シードとして迎えた最後の夏、神奈川大会直前には大学生相手に好投するなどさらにレベルを上げた中で臨んだ本田は2回戦で3安打13奪三振で完封勝利。創部初となった5回戦・日大戦でも5回まで無失点の好投。その後、右手甲に死球を受けるアクシデントで降板。チームも破れたものの、インパクトは十二分に残している。

 土屋監督との二人三脚で歩んだ湘南の地から、次に踏み出すのはプロの大海原。無名から始まった本田は「神奈川県No1」を経て、全国へ向かって発信する右腕を目指す。