鋭い一振りで弾丸アーチを放ったアクーニャJr.。(C)Getty Images 大怪我から復帰した27歳が、図抜けたスタ…

鋭い一振りで弾丸アーチを放ったアクーニャJr.。(C)Getty Images

 大怪我から復帰した27歳が、図抜けたスター性を発揮した。

 現地時間5月23日、ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.が、本拠でのパドレス戦に「1番・右翼」で先発出場。左膝前十字じん帯断裂の大怪我から1年ぶりに戦列復帰を果たした27歳は、初回の第1打席に先頭打者本塁打を放った。

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 球場の熱視線が一身に注がれる中で千両役者ぶりを見せつけた。アクーニャJr.は初回の第1打席、相手先発右腕ニック・ピベッタが投じた初球、真ん中低めに入った4シームを強振。左中間に速度115.5マイル(約185.9キロ)で打ち出された打球は、飛距離467フィート(約142.3メートル)の特大弾。角度は23度の低空弾だった。

 待ちに待った復帰だった。

 2023年にメジャーリーグ史上初の「40本塁打&70盗塁」を達成したアクーニャJr.は、その年のMVPにも輝くなど球界屈指のスターに成長。さらなる活躍が期待されたが、昨年5月26日のパイレーツ戦で走者として帰塁した際に左膝を痛めて無念の離脱。「左膝前十字じん帯断裂」で手術を受け、残りのシーズンを全休していた。

 長いリハビリ期間を経て、舞い戻った一戦、それも初球を打ち砕く一発である。まさにスーパースターと言える打撃を見せつけた27歳には、現地メディアでも衝撃が広まっている。米スポーツ専門局『CBS Sports』は、「これほど特別な一発はない」と強調。「彼は最悪なシーズンを乗り越えてきた」とエモーショナルに伝えた。

 また、米ラジオ局『WANE』は、ブレーブスを率いるブライアン・スニッカー監督のアクーニャJr.の復帰に対する想いを伝えている。

「彼はもうビールでも飲みに行くとか、そういうことはやめた方がいい選手の一人さ。そういう生活を続けていると、何かすごくクールなものを見逃してしまうかもしれないからね。彼は本当に素晴らしい選手だ。みんなを元気づけてくれると思う。ファンやチームメイト全員を元気づけてくれる」

 本拠地をふたたび熱狂させたアクーニャJr.。ちなみに150試合以上の欠場をした選手が復帰戦で先頭打者本塁打を放ったのは、彼が史上初でもあった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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