【NASCAR】All-Star Race(日本時間5月19日)/ノースウィルクスボロ・スピードウェイ【映像】珍事!黄旗がコースに落下の瞬間 アメリカで大人気のNASCAR(ナスカー)の「オールスター・レース」が開催された。通常レースの合間…

【NASCAR】All-Star Race(日本時間5月19日)/ノースウィルクスボロ・スピードウェイ

【映像】珍事!黄旗がコースに落下の瞬間

 アメリカで大人気のNASCAR(ナスカー)の「オールスター・レース」が開催された。通常レースの合間に年一回行われるお祭り的大会ということで、イエローコーションの黄旗が振られる際にもユーモラスなアクシデントが発生した。

 普段のレースでは、クラッシュなど何か問題が発生した際に、黄色い旗が振られ、追い越し禁止の「イエローコーション」となる。しかしオールスター戦においては、レース展開を盛り上げるため、主催者側が任意でアンダーイエロー状態とする「プロモーターズコーション」を生じさせることができることになっている。

 今大会で旗振りを担当するのは、2度のデイトナ500制覇を果たしたNASCARのレジェンドドライバー、マイケル・ウォルトリップ氏で、レース終盤残り50周のところで、フィニッシュライン横のオブザベーションポストにその姿を現した。

 しかし、そろそろ旗が振られるのかというチームやファンの予想をかわすかのように、ウォルトリップ氏は、旗を振るジェスチャーをしたり、ダンスをしたり、なかなか旗を振ろうとしない。解説担当でアメリカのレース業界に詳しい桃田健史氏によれば、ウォルトリップ氏は「ひょうきんな方」ということだが、運営の指示待ちなのか、なかなか旗を振らない。

 桃田氏が「レースに目がいかないですよね。みんなマイケルに目がいっちゃう(笑)」と言っていると、残り35周になってついに黄色い旗が降られた。「さぁ来たー!」と桃田氏とゲストのマギーさんも思わず叫ぶ! そして、このプロモーターズコーションに合わせて会場周辺から花火も上がった。

 NASCARらしい実に盛り上がる演出だが、まだオチが存在していた。黄旗を振っていたウォルトリップ氏が、なんと旗をコース上に落としてしまったのだ。桃田氏も「あぁ~! 落としてるし!」と絶叫。これがわざとかわざとじゃないかは本人のみぞ知るところである。

 視聴者からは、「落とすなやww」「彼にペナルティを与えないと」「わざと落とした可能性」「ほんもののイエローになってしまった」「ウケ狙いじゃねーかw」「マイケルやり過ぎ」「プロレスだ」「意図的にやりやがったw」といったコメントが寄せられ、このウォルトリップ氏の演出を楽しんでいたようだ。

(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)