いま日本女子サッカー界で最も期待されている新星が、20歳のMF谷川萌々子だ。【映像】谷川萌々子が「世界騒然30mゴラッソ」を本人解説 18歳でドイツの名門バイエルンに移籍した彼女に、『ABEMA』は現地ドイツで密着取材を敢行。インタビュア…
いま日本女子サッカー界で最も期待されている新星が、20歳のMF谷川萌々子だ。
18歳でドイツの名門バイエルンに移籍した彼女に、『ABEMA』は現地ドイツで密着取材を敢行。インタビュアーの中川絵美里キャスターがそのサッカー観やプライベートを深掘りした。
その中で話題の1つとなったのが、今年2月のコロンビア戦(アメリカ開催のSheBelieves Cup)で叩き込んだスーパーゴール。前半キックオフからわずか18秒、ゴールまで約30mの位置から叩き込んだ左足のゴラッソは世界中のメディアやファンの間で騒然となったが、改めて映像を見ながら本人が解説してくれた。
中川キャスターが「本当に衝撃的ですごかったです。(チームメイトにも)えぐいって言われてます。この場面は、どこから打つと決めてました?」と質問すると、谷川は「ここで(田中)美南さんと一緒にボールを奪うことができて、自分の前にボールがころがってきた時にファーストタッチをして、ゴールを見た印象があります。その時に勝手に(身体が)動くっていう感じで」と答えた。
さらに谷川は、「プレー中は考える時間はあまりないので、この場所ではこういったシュートが有効的だなっていう風に身体に染み込んでいる。本当に自然とコースが見えたりするんですけど」と天才肌ならではの発言。中川キャスターが「ゾーンに入っている感覚ですか?」と返すと、「そうですね、だいたいそういうロングシュートを決める時はゾーンに入ってますね。シュートレンジは30mですかね」とサラリと語った。
「ロングシュートだけの選手というイメージがあるので…」
谷川は昨年のパリ五輪・ブラジル戦でも、途中出場から約30mのロングシュートで決勝点。こちらは右足で、コロンビア戦は左足だったため、両足で30m級のスーパーゴールを叩き込むポテンシャルを持っていることになる。
パリ五輪のゴラッソも大きな反響を本人は感じたそうだが、「個人的には、ロングシュートだけの選手というイメージがあるので、それ以外の部分でもっと向上していくべきものがあると、あの試合で感じました。もっと出場時間を増やして、チームに必要とされるような選手になりたいなと思います」とさらなる成長を誓った。
4月の代表活動を怪我で欠場した谷川だが、ブラジル女子代表との強化試合2連戦(日本時間5月31日と6月3日)でなでしこジャパンに復帰。両足から放たれるキャノン砲、そして本人が語るようにここ最近磨いてきた攻守のその他の武器を強豪相手に発揮できるか。要注目だ。
(ABEMA/なでしこジャパン)