山本由伸の6勝目が目前で消えた(C)Getty Images ドジャースの山本由伸が現地時間5月20日(日本時間21日)…

山本由伸の6勝目が目前で消えた(C)Getty Images

 ドジャースの山本由伸が現地時間5月20日(日本時間21日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、圧巻の投球を見せた。7回110球1安打9奪三振無失点と好投したが、1-0で迎えた9回、リリーフのタナー・スコットがガブリエル・モレノに一発を浴びて6勝目が目前で消えてしまった。

【動画】これが山本由伸!えげつないカーブで空振り三振を奪うシーン

 初回を三者凡退で立ち上がると、2回も前々回の登板で満塁弾を浴びているモレノを155キロのフォーシームで空振り三振を奪うなど3人で切って取った。3回も連続三振など三者凡退に抑えると、4回は一死から四球を許したが無失点。

 直後に打線が1点を先制してくれると、5回、6回も3人で片づけ、無安打投球を続けた。しかし、7回に先頭のケテル・マルテにこの試合初安打を浴びると、四球も絡んで二死一・三塁のピンチを背負った。それでもパビン・スミスをカットボールで空振り三振に仕留めると、雄叫びを上げた。メジャー最多の110球を投げ込んだ。

 地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は自身のXで「決断は報われた。ヤマモトはカッターでパビン・スミスを三振に打ち取り、7イニング無失点」と投稿。「ダッグアウトの後ろのファンの中には、彼が退場するときに『ヨシ!ヨシ!』の大合唱だ」と伝えた。

 8回からはリリーフのアレックス・ベシアに託すと、二死満塁のピンチを招いた。ここからベン・カスパリウスがマウンドに上がり、なんとか無失点に抑えると、9回は左腕のタナー・スコットがマウンドに上がった。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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