◇国内男子◇関西オープン 2日目(16日)◇日野ゴルフ倶楽部(滋賀)◇7035yd(パー70)◇曇り初々しい表情で質問…

異色の経歴を持つ鈴木海斗

◇国内男子◇関西オープン 2日目(16日)◇日野ゴルフ倶楽部(滋賀)◇7035yd(パー70)◇曇り

初々しい表情で質問に答えた。27歳の鈴木海斗は5バーディ、2ボギーの「67」でプレー。「前半はショットもパットも完璧だった。程よい緊張感で集中できていた」。通算7アンダー7位でレギュラーツアー2試合目にして初めての予選通過を決めた。

異例の転身だった。明治大学4年時に予選会(QT)を受験したが、ファーストステージで涙を飲み、プロゴルファーの道をあきらめた。女子下部ステップの放送などを担うCS放送局のスカイAに就職した。

ディレクターとしてゴルフ中継に携わりつつも、カップを掲げるプロゴルファーの姿に心を揺さぶられた。「自分がプレーしないのを見て、心の中にだんだん火がついてきた。あきらめるのが早かったのかなと。もう1回チャレンジしようと思った」。2021年7月にプロ転向。昨年のQTはファイナルまで進出(51位)した。

ツアー初優勝を目指す

今大会も3月の予選会を経て出場切符を獲得。前週の下部ACN「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP」は4人によるプレーオフに進出した。初優勝は逃したが、「攻めるところは攻めないといけない」と教訓を得た。昨年からはメンタルとフィジカルのトレーナーもつけた。少しずつだが結果が出始めている。

アプローチやパターが強みで「何勝もできる選手になりたい」。憧れはジュニア時代から見ていた池田勇太石川遼だ。「自分がここにいていいのかな…新鮮」。インタビューする側からされる側になって戸惑いも隠せない。「あしたきょうよりは緊張する。その緊張は楽しみつつ、スコアを落としても腐らずにやりたい」と気を引き締めた。(滋賀県日野町/玉木充)