止まらない大谷。(C)Getty Images チーム事情が目まぐるしく動く中、偉才は淡々と自分の仕事をこなす。現地時間5月14日、ドジャースの大谷翔平が本拠地でのアスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場。初回の第1打席で4試合ぶりとなる…

止まらない大谷。(C)Getty Images

 チーム事情が目まぐるしく動く中、偉才は淡々と自分の仕事をこなす。現地時間5月14日、ドジャースの大谷翔平が本拠地でのアスレチックス戦に「1番・DH」で先発出場。初回の第1打席で4試合ぶりとなる13号本塁打を放った。

【動画】右翼席へ一直線!大谷翔平が13号アーチを放つシーン

 ドジャースの編成が動いた日だった。前日に佐々木朗希の負傷者リスト入りが決まり、さらに当日には生え抜きベテラン捕手のオースティン・バーンズが“事実上の戦力外”とされるDFAとなっていた。そうした日でも大谷は冷静に自分の仕事を全うする。

 打った瞬間の“らしい”打撃だった。今季メジャーデビューして3試合目の登板となる25歳右腕のガナー・ホグランドと対峙した背番号17は、カウント1-1から内角真ん中に甘く入ったスライダーを強振。完璧に捉えた打球は、速度108.2マイル(約174.1キロ)で右翼席に突き刺さる豪快弾となった。

 怪我人が相次ぐチーム状況下でも大谷の調子はすこぶる良い。直近7試合では打率.360、3本塁打、長打率.880とハイアベレージを記録。5月に入ってからは12試合で6本塁打と量産態勢が続いており、単純計算ながらシーズン51.3発ペースとなっている。

 相手バッテリーからすれば、抑えようがない状態となっている大谷。一時は打撃不振を指摘されたが、もはや流石と言うべきか、完璧にアジャストしてきている。現状のペースでいけば、メジャーリーグでも史上初となる2年連続「40-40(40本塁打、40盗塁)」とOPS1.000超えも余裕で達成してしまいそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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