リバプールのDFヴィルヒル・ファン・ダイクが、今シーズン限りでのクラブ退団を決断したDFトレント・アレクサンダー=アーノルドを擁護した。『ESPN』が伝えている。 5日に20年を過ごしたリバプールを離れることを発表したアレクサンダー=アーノ…
リバプールのDFヴィルヒル・ファン・ダイクが、今シーズン限りでのクラブ退団を決断したDFトレント・アレクサンダー=アーノルドを擁護した。『ESPN』が伝えている。
5日に20年を過ごしたリバプールを離れることを発表したアレクサンダー=アーノルド。その発表を受けて行われた11日のプレミアリーグ第36節アーセナル戦(2-2△)ではベンチスタートとなったなか、66分から途中出場。その際にリバプールの一部ファンからブーイングが浴びせられた。
同試合後、キャプテンのファン・ダイクは同じく今季限りで契約満了となるなか、自身とともに新契約にサインしたFWモハメド・サラーと26歳DFの状況の違いに言及。後輩の決断に理解を示した。
「人それぞれ意見もキャリアの段階も違うし、僕とモー(サラー)の状況とトレントを比べることはできないよ」
「もちろん、僕とモーの件のようなやり方はリバプールらしくなかったけど、発表時にも言ったように、契約延長できたことをうれしく誇りに思う。現時点で、僕にとって他に居るべき場所はないからね」
「みんなそれぞれ違う意見を持っているけど、彼は全てをやり尽くしたと感じているはずだ。実際、やり遂げたのだからね。そして、何か違うことに挑戦したいと思っている。メディアで読んだように、彼はレアル・マドリーという世界最大のクラブの一つに行くかもしれないし、決断は下されたんだ」
「僕ら全員、選手も含め、とても残念に思っている。彼は素晴らしい選手で、長年にわたり多くの決定的な瞬間を生み出し、チームにとって素晴らしい選手だったからね」
また、イングランド代表DFの退団発表が5シーズンぶりのリーグ優勝に水を差す可能性があるとの質問に対してレッズのスキッパーは、その可能性を否定。ファン・サポーターの感情に一定の理解を示しつつも、クラブとしてできるだけ最高の雰囲気で優勝を祝いたいと語った。
「監督は記者会見で、彼と彼の家族のために下した決断について、誰がどう感じるかを決めることはできない、とはっきり言ったと思う。反応は起きたものだ。彼はそれに向き合わなければならない」
「僕らチームもそれに向き合わなければならない。だけど、もしかしたら彼はこれを予想していたのかもしれない。あと2試合残っていて、その後は僕らと別れ、彼はどこか別の場所へ行くことになる」
「僕らはあと2試合勝ち続け、試合後は彼も含めてトロフィーを掲げ、かつてないほどの喜びを分かち合いたいと思っている。(アレクサンダー=アーノルドの退団が優勝セレモニーにネガティブ影響を与えるとは)思わないし、そうなるべきではない。素晴らしい日を迎えるに値する選手は他にもたくさんいるし、そうなるとは思わないよ」