阪神中継ぎ陣の貴重な戦力と化している及川。(C)産経新聞社 安定感抜群の投球は、虎党たちも唸らせる。5月11日に本拠地・…

阪神中継ぎ陣の貴重な戦力と化している及川。(C)産経新聞社
安定感抜群の投球は、虎党たちも唸らせる。5月11日に本拠地・甲子園で行われた中日戦に阪神の及川雅貴は2点をリードした7回から3番手で登板。今季開幕から自身16試合連続で自責0とした。
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虎の子の一点を見事に守り抜いた。3番手で登板した及川は、先頭打者の田中幹也と続く木下拓哉を危なげなく内野ゴロに仕留めると、最後は土田龍空をカウント2-2から内角低めに食い込む143キロのカットボールで空振り三振。文字通り圧倒的な投球内容で中日打線をねじ伏せた。
5月5日の巨人戦(東京ドーム)以来の登板となった及川だが、登板間隔の空きもなんのその。投手戦が続いた終盤の重要な局面で抜擢した藤川球児監督の信頼に応えた。
もっとも、今季の及川はリリーバーとして覚醒した感がある。開幕16登板で、防御率0.00という図抜けた数字もさることながら、1投球回あたりに投手が何人の走者を出したかを示す指標「WHIP」は0.55。さらに被打率も.111とほぼ打たれていないのだ。奪三振率は8登板時にあった11.25からややトーンダウンして9.37となっているものの、24歳が依然として無双状態にあるのは言うまでもない。
救援防御率が12球団トップの1.59と強力な阪神。そんな藤川体制のリリーフ陣は岩崎優や桐敷拓馬、石井大智などタレント豊富だが、その中にあって今季の及川の存在はまさに「エース」。Xでファンが「相変わらずやばい」「今は打てるわけない」「今の阪神でナンバーワン」「今年は一人だけレベルが違う」と賛辞を寄せるなど、大いに頼りになる存在と化している。
11日の試合終了時点で2位巨人と1.5ゲーム差の単独1位と好スタートを切っている阪神。覇権奪回を掲げる猛虎軍団にあって、若き左腕はチームの核となりつつある。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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