バルセロナのハンジ・フリック監督が11日にホームで行われ、4-3で打ち勝ったラ・リーガ第35節レアル・マドリーとのエル・クラシコを振り返った。 4ポイント差で迎えた2位マドリーとのクラシコ。インテルとの激闘の末、チャンピオンズリーグ準決勝敗…
バルセロナのハンジ・フリック監督が11日にホームで行われ、4-3で打ち勝ったラ・リーガ第35節レアル・マドリーとのエル・クラシコを振り返った。
4ポイント差で迎えた2位マドリーとのクラシコ。インテルとの激闘の末、チャンピオンズリーグ準決勝敗退に終わったバルセロナは14分までにFWキリアン・ムバッペに2ゴールを許す展開に。
それでも19分にCKからDFエリック・ガルシアが1点差に詰め寄るゴールを挙げると、32分にFWラミン・ヤマルが絶妙なコントロールシュートを決めて同点に。
そしてFWハフィーニャが2点を挙げ、前半のうちに4-2と逆転すると、後半のマドリーの反撃を1点に抑えて4-3の勝利とした。
残り3試合でマドリーとの勝ち点差を7に広げ、優勝に王手をかけたが、フリック監督は気を抜いていない。
「いや、これはサッカーだ。我々は良い位置にいるが、何が起こるかわからない。あと2ポイントが必要だ。できるだけ早く勝ち点を取りたい」
そして2点ビハインドから今季7度目の逆転勝利を飾ったことを褒めつつも、守備面での課題を挙げた。
「チームのメンタリティは信じられないほど素晴らしい。巻き返す力を持っているのを見るのは素晴らしいこと。一方で改善しなければならないことも多くある。守備だ。もっと安定させたい。もちろん、マドリーにも素晴らしい攻撃陣がいて、こちらがミスをすれば鋭い切り替えで我々のセンターバックの背後を突いてくる。それを守るのは簡単ではない。より良く守るために我々は学ばなければならない」
また、同点弾を決めたヤマルについては17歳ながら既に成熟していると強調した。
「彼は子供じゃない。自信と自尊心を持ち、賢さがある。今日も重要なゴールでチームを勝利に導いてくれた。素晴らしいゴールだった。我々が彼に求めているのは正にこういうことだ」
慎重な姿勢を崩さないフリック監督だが、最後にはクラシコの勝利を喜んだ。
「今はこの勝利を祝おう。クラブとファンにとって素晴らしいこと。来季に繋がる。バルセロナの雰囲気は最高だよ」