今週の土曜日は、東京競馬場でエプソムカップ(GIII・芝1800m)が行われます。 過去10年のエプソムCでは、4歳…

 今週の土曜日は、東京競馬場でエプソムカップ(GIII・芝1800m)が行われます。

 過去10年のエプソムCでは、4歳馬が6勝2着5回3着5回で複勝率40%、複勝回収率174%と優秀な成績を残しています。しかも、今年の4歳世代はレベルが高いとも言われています。

 昨年の有馬記念は現4歳のレガレイラが優勝。今年のドバイシーマCは昨年のダービー馬ダノンデサイルが勝利しています。先週の天皇賞(春)では1着から4着までが4歳馬だったことも考えると、今年の4歳世代は相当にハイレベルな可能性があります。エプソムCのここ10年の傾向も踏まえると、今年も4歳馬には注目したいところです。

 ほかの年齢を見ると5歳馬が3勝2着3回3着2回、6歳馬が1勝2着2回3着3回となっています。ただ、4歳馬と比べると複勝率や複勝回収率は低くなっていますので、やはり若い4歳馬が中心のレースということが言えるかもしれません。

 ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。

【条件】
6歳以上で前走オープン特別以下に出走(ただし、前走が東京だった馬は除く)
[0-0-0-16]複勝率0%
該当馬:デビットバローズ、トーセンリョウ、ドゥラドーレス
(過去の該当馬:20年サトノアーサー1番人気6着、19年プロディガルサン3番人気6着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。

 上位人気が予想されるデビットバローズ、ドゥラドーレスが該当しました。

 過去10年のエプソムCで馬券に絡んだ6歳以上の馬は、ほとんどが前走で重賞に出走していた馬でした。6歳以上の馬でも前走がレベルの高いレースだった場合は、その経験を活かして好走するケースがあるのでしょう。

 一方、前走がオープン特別以下だった6歳以上の馬は20年ソーグリッタリング、18年グリュイエールの2頭しか好走例がありません。この2頭に共通するのは前走が東京だった点です。過去10年のエプソムCはすべて東京で開催されていますので、前走で同じ競馬場での競馬を経験したことがプラスになったと言えそうです。

 該当馬に挙げたデビットバローズ、ドゥラドーレスは前走で東京以外のオープン特別以下に出走していましたので、過去の傾向を踏まえると人気でも評価は割り引きたいところです。

 また、デビットバローズ、ドゥラドーレスはどちらも前走で勝利を収めていますが、対戦メンバーのその後の戦績を見ると相手に恵まれた印象を受けます。今回は重賞で前回よりも相手は強くなりますので、前走の結果を鵜呑みにするのは少々危険かもしれません。

 エプソムCの過去の傾向や前走の相手関係、そして今回のメンバーレベルを考えると、人気ほどの信頼は置けない印象です。配当妙味も感じられませんし、ここは思い切って2頭の評価を割り引いて考えることも必要なのではないでしょうか。

 重賞レースの参考に、是非お役立てください。