泉口はプロ2年目、攻守で存在感を発揮している(C)産経新聞社 巨人がスクランブル態勢となっている。 主砲の岡本和真が6日…

 

泉口はプロ2年目、攻守で存在感を発揮している(C)産経新聞社

 

 巨人がスクランブル態勢となっている。

 主砲の岡本和真が6日の阪神戦のプレーで「左ひじ靭帯損傷」の重症。全治3か月と見込まれており、右打者の打撃にも影響を与える左ひじとあって、慎重なリハビリも求められそうだ。

【動画】この流し打ち!7日の阪神戦で3安打、猛打賞の泉口の打撃シーン

 レギュラー定着以来、故障離脱は1度もない、不動の4番を欠く戦いが強いられる中、個々の選手の意識もより高まっている。

 7日の阪神戦(東京ドーム)では「1番・遊撃」で先発した泉口友汰が初回、中前打をマーク、その後の得点シーンに結び付けた。

 泉口はこの試合、4回2死満塁の場面でも門別啓人の初球を積極的に打ちにいき、左前に2点適時打をマーク。4打数3安打2打点の猛打賞とリードオフマンの役割をしっかり果たした。

 泉口は今季がプロ2年目。開幕1軍は逃がしたものの、4月4日に昇格すると段々と1番打者として存在感を示し、規定打席にも到達。

 ここまで24試合に出場、打率「.312」は阪神、森下翔太に次いでリーグ2位、特筆すべきは得点圏打率の高さにもある。「.500」(いずれも8日現在)と勝負強さも大きな武器となっている。

 大阪桐蔭高、青学大、NTT西日本を経て、即戦力としての期待を受けながら入団。ルーキーイヤーの昨季は66試合に出場し、打率「.201」、1本塁打、9打点。出場機会を得るには打撃でアピールが求められていたが、ここまでしっかり結果を残し続けている。

 泉口の活躍にはファンの間からもSNS上で「いよいよ、欠かせない選手になってきた」「1番として適任」「ショートレギュラー、いけるんじゃ」「このまま駆け抜けてほしい」など応援の声があがっている。

 主砲を欠き、より1点の重みが増す中、リードオフマンがチームに勢いをつけられるか。今後の躍動した姿にも期待したい。 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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