アストロズが4時間7分の激闘制してリーグ優勝決定シリーズ進出 4時間7分の激闘の末、アストロズがレッドソックスに5-4で…

アストロズが4時間7分の激闘制してリーグ優勝決定シリーズ進出

 4時間7分の激闘の末、アストロズがレッドソックスに5-4で競り勝ち、ナ・リーグ中地区に所属した2005年以来12年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。レッドソックスのセールと、アストロズのバーランダーという両エースがリリーフ登板した熱戦で、23歳伏兵が大きな一振りで流れを引き寄せた。

 2-3で迎えた8回。先頭打者のブレグマンは前の打席まで10打席連続無安打と、当たりが止まっていた。マウンドには4回から3回を無失点に抑えていた相手のエース、セール。ブレグマンは「必ず打てる球は来る」と一振りに懸けていた。狙い通り、2ボール1ストライクから真ん中に入ってきたチェンジアップを振り抜くと、高く上がった打球は左翼のグリーンモンスターを超えて敵地スタンドに突き刺さった。

 ヒンチ監督は「ブレグマンのホームランでベンチに活気が戻った。とても感情的になった」と流れを変える一発を強調。ここからさらに2死一、二塁のチャンスをつくると、抑えのキンブレルから2番レディックがしぶとく左前打を放ち、逆転に成功。8回から抑えのジャイルズを投入する懸命の継投で何とか逃げ切った。

プレグマン「最後まで逆転する自信はあった」

 アストロズは5回途中からマウンドに送ったバーランダーが逆転2ランを浴びるなど中盤以降は劣勢の展開。それだけに、ブレグマンの一発は3回以降無得点だったチームを目覚めさせた。2年目の今季19本塁打を放った右打者は「最後まで逆転する自信はあった。狙い球を絞ってシンプルに打つことだけを考えていた」。試合後のシャンパンファイトではチームメートからシャンパンとビールをかけられ、喜びを分かち合った。

 今年は3月のワールド・ベースボール・クラシックで米国代表としてプレーし、「とても貴重な経験になった。大きな舞台でプレーしたことは今後生きてくる」と話していた。第1戦で先制アーチを放つなど、初のポストシーズンで実力を存分に発揮。1番で3安打を放つ活躍を見せたスプリンガーも「ブレグマンの本塁打で流れが変わった。チームに自信を取り戻させてくれた」と称えた。

 チームはレギュラーシーズンを含めて今季44度目の逆転勝ちを収め、ア・リーグ移転後初の地区シリーズ突破を果たした。ハリケーンの被害にあったヒューストンにとって、アストロズの躍進は市民を勇気づけている。ユニホームには「HOUSTON STRONG」のバッチが縫い込まれており、ヒンチ監督は「このバッジをつけてプレーすることに誇りを感じている。ヒューストンの人々のためにも勝ちたい。我々の目標であるワールドシリーズ制覇を目指すためにも勝ちたいんだ」と強い口調で言った。第1関門を突破したチームは、勢いに乗って次のシリーズに乗り込む。(Full-Count編集部)