第72回春季東海地区高校野球静岡県大会の準決勝が3日、草薙球場(静岡市駿河区)であった。桐陽と聖隷クリストファーが勝ち…
第72回春季東海地区高校野球静岡県大会の準決勝が3日、草薙球場(静岡市駿河区)であった。桐陽と聖隷クリストファーが勝ち、決勝進出を決めた。両校は、24日に三重県で始まる東海大会に進み、春はともに初出場になる。県大会の決勝と3位決定戦は5日、草薙球場である。(斉藤智子)
(3日、第72回春季東海地区高校野球静岡県大会 聖隷クリストファー3―2磐田南)
今大会、快進撃を続け、32年ぶりにベスト4に進んだ磐田南が、聖隷クリストファーに接戦で涙をのんだ。
山田堅正投手(3年)は最速145キロの直球とスライダーが持ち味。準々決勝の浜松商戦では11イニングを投げ抜いた。
この日はチームが同点に追いついた直後の七回裏、先頭打者に初球を打たれ、勝ち越し点につなげられた。「テンポよく投げたかったが、流れを持ってこられなかった」。打線も聖隷の好投手・高部陸投手(2年)を打ち崩せなかった。
チームは甲子園出場を目指す。昨秋は県予選の初戦で敗退したが、個人やチームの目標を設定して練習に取り組み、春は県予選初戦で強豪・浜松開誠館を7―0で破ったのを皮切りに勝ち進んだ。
山田投手は「この試合で、悔しさと、チームでまだまだ成長できると感じることができた」。鈴木太一朗捕手(3年)は「山田が打たれたら、その分自分たちが打つぐらいの気持ちでやりたい」と雪辱を期した。
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(3日、第72回春季東海地区高校野球静岡県大会 桐陽5―2日大三島)
桐陽は、1番と4番の打席に立つ鈴木兄弟が勝ち越し点に貢献し、勝利をつかんだ。
2―2の同点で迎えた八回裏。打順は1番の弟・陸翔温(りとあ)選手(2年)から。初球の変化球をとらえ左前安打で出塁、後続の安打で三塁まで進むと、4番の兄・琉樹空(るきあ)選手(3年)が初球の変化球を右方向に打ち返し、弟を本塁に迎え入れた。
「頼れる1番。必ずかえしたいと毎回打席に立っている」と兄が言うと、弟は「一番信頼している打者。さすが兄ちゃん、やっぱり打ってくれたな」と喜ぶ。波に乗った桐陽はこの回、赤池遥斗選手(3年)の適時打でさらに2点を追加し、日大三島を突き放した。