チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、バルセロナvsインテルが4月30日に行われ、3-3で引き分けた。 準々決勝で昨季ファイナリストのドルトムントを2戦合計スコア5-3で下し、6季ぶりにベスト4進出を果たしたバルセロナは、4日前のコ…
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、バルセロナvsインテルが4月30日に行われ、3-3で引き分けた。
準々決勝で昨季ファイナリストのドルトムントを2戦合計スコア5-3で下し、6季ぶりにベスト4進出を果たしたバルセロナは、4日前のコパ・デル・レイ決勝では宿敵レアル・マドリーを延長戦の末に撃破して今季1冠目を獲得。そのマドリー戦と同様のスタメンで臨んだ。
一方、準々決勝でバイエルンを2戦合計スコア4-3で競り勝ち、2季ぶりのベスト4進出としたインテルは、バルセロナ同様に3冠の可能性を残していたが、先週コッパ・イタリア準決勝でミランの前に敗退を強いられると、3日前のローマ戦を落としてセリエA首位陥落となった。公式戦3連敗で一転、無冠の危機に陥っている中、ローマ戦のスタメンから5選手を変更。負傷したパヴァールが欠場となった一方、テュラムが復帰しラウタロ・マルティネスと2トップを形成した。
試合は開始30秒に動く。右サイドから立て続けにダンフリースがクロスを入れると、テュラムがヒールでうまく流し込んだ。
最高の入りとしたインテルに対し、追う展開となったバルセロナが猛烈なハイプレスをかけると12分に同点の好機。ヤマルのパスをボックス中央で受けたフェラン・トーレスが際どいコントロールシュートを放った。
その後もハーフコートゲームとするバルセロナは19分、CKの流れからフェラン・トーレスがゴールに迫ったが、2分後にインテルに追加点。左CKをファーサイドのアチェルビがヘッドで落とし、ゴール前のダンフリースが豪快なバイシクルシュートで蹴り込んだ。
まさかの2点差とされたバルセロナだったが、21分にすかさず1点差とする。ヤマルがドリブルでカットインしボックス右へ。見事なコントロールシュートを決めきった。
さらに26分にも圧巻のプレーを続けるヤマルがカットインからのシュートでバーを直撃したバルセロナが圧倒すると、38分に同点弾。ペドリのフィードをボックス左のハフィーニャがヘッドで落とし、ゴール前に飛び込んだフェラン・トーレスが押し込んだ。
その後、クンデが負傷するアクシデントがあったバルセロナが2-2として前半を終えた。
迎えた後半、前半終盤にハムストリングを負傷したラウタロに代えてタレミを投入したインテルは開始4分に勝ち越しの好機。右サイドを上がったビセックの折り返しが流れたところ、ディマルコが右足で狙ったが枠を捉えきれなかった。
ヒヤリとしたバルセロナが引き続き押し込む展開で推移する中、63分にインテルがまたもCKからゴール。チャルハノールの右CKからファーサイドのダンフリースが頭で合わせにかかったシュートが肩に当たってうまくゴールに吸い込まれた。
またも追う展開となったバルセロナだったが、2分後にすかさず追いつく。CKのサインプレーから中央のハフィーニャが強烈な弾丸ミドル。バーに直撃したルーズボールがGKゾマーに当たってゴールに吸い込まれた。
75分にはインテルが三度勝ち越しかと思われたが、ダンフリースのアーリークロスにムヒタリアンが合わせてネットを揺らしたシュートはわずかにオフサイドでゴールならず。
終盤の87分にはヤマルのループシュートがバーに直撃し、追加タイムにはハフィーニャのミドルで逆転に迫ったバルセロナだったが、3-3でタイムアップ。ド派手な打ち合いとなった初戦は譲らずドローとなり、来週行われる2ndレグに決着が委ねられることになった。
バルセロナ 3-3 インテル
【バルセロナ】
ラミン・ヤマル(前24)
フェラン・トーレス(前38)
OG(後20)
【インテル】
マルクス・テュラム(前1)
デンゼル・ダンフリース(前21)
デンゼル・ダンフリース(後18)