【WWE】RAW(4月21日・日本時間22日/ネバダ・ラスベガス)【映像】実況者に惨劇…“素人乱入”で大混乱 王座から陥落したレスラーが「実況内容が気に食わなかった」と謎のクレームをつけ、実況陣にスリーパーで襲いかかるという暴挙。さらに、解…
【WWE】RAW(4月21日・日本時間22日/ネバダ・ラスベガス)
王座から陥落したレスラーが「実況内容が気に食わなかった」と謎のクレームをつけ、実況陣にスリーパーで襲いかかるという暴挙。さらに、解説者の取り巻きの素人“黄色いフーディーおじさん”がケージを乗り越えて大暴れ。「Breaking Down」の記者会見さながらの無法地帯と化したリングサイドで、プロレスの枠を超えた狂気が炸裂した。
WWE「RAW」で、世界王者から陥落したばかりのグンターが、解説者・パット・マカフィーを逆恨みして襲撃。マカフィーのポッドキャストのスタッフなど、素人数人がリングサイドで大暴れする事態となり、セキュリティによって制止されるひと幕に会場は緊張感に包まれた。
グンターは「レッスルマニア41」でジェイ・ウーソに王座を奪われたばかり。観客からの「お前はタップアウトした!」というチャントや、名物実況者マイケル・コールとマカフィーらのコメントに逆上。
この日、リングサイドに登場していた解説陣に対して因縁をつけ始め、圧迫面接のような状況に。「試合内容を正確に伝えただけ」と戸惑うコールたちをよそに、グンターは「ふざけんな! なめとんか!」と完全に“迷惑クレーマー”と化した。
ベテラン解説者に詰め寄り一触即発の場面となり、元NFL選手で恰幅のいいマカフィーが仲裁に入るが、ヒートアップしたグンターはマカフィーを突き飛ばし、コールにチョークホールドを仕掛ける。これに反応したマカフィーがコールをかばってグンターにフォアアームで反撃した。
ここでようやくWWEのセキュリティ陣が制止に向かうが、制御不能となったグンターは激怒。今度はマカフィーに狙いを定め、首をつかんで強烈なスリーパーホールドを約1分間にわたって締め上げる。マカフィーの顔は赤紫に変色し、意識を失いかけたままリングサイドの床へと叩きつけられた。
会場が騒然とする中、マカフィーのポッドキャスト番組のクルー(ボストン・コナー、タイ・シュミット、DBoneら)が最前列からバリケードを越えてリングサイドに殺到。特に黄色いフーディーを着た一般人のおじさん、ボストン・コナーがグンターに向かって突進。素人の乱入と判断したセキュリティが即座に制止に入り、コナーはあっという間に拘束された。
「素人が乱入!?」「顔真っ赤やんけ…」「頸動脈入ってるぞ!」となどファンも騒然。マカフィーの容態を案じる声も多数寄せられた。カメラはコナーの抵抗をしっかりと捉え、観客からは「もっとやれ!」というチャントも飛び交った。普段は対応が遅いと評されるWWEのセキュリティ陣だが、このときばかりは機敏に対応し、コナーを即座に確保。その手際の良さに驚く声も聞かれた。
元アスリートとはいえ、レスラーのガチチョークで締め上げられたマカフィーはそのまま倒れ、医療スタッフのチェックを受けながら番組の残り約45分を欠席。クルーたちはマカフィーを心配そうに見守り、一部のメンバーはセキュリティに猛抗議。過去にリングに上がったこともあるマカフィーだが、今回の事件をきっかけに、グンターへのリベンジの可能性も浮上。今後の動向から目が離せない展開となっている。(ABEMA/WWE『RAW』)