フルラウンドの激闘を制した勝者がラウンドガールに対して“まさか”の一言。予期せぬ展開に一瞬固まったラウンドガールだった…

 フルラウンドの激闘を制した勝者がラウンドガールに対して“まさか”の一言。予期せぬ展開に一瞬固まったラウンドガールだったが、その後に見せた笑顔とプロ意識。そしてもう一人のラウンドガールの咄嗟のフォローに「プロやね」「冷静だね」など称賛の声が寄せられた。

【映像】まさかの展開に困惑するラウンドガール

 19日に東京・後楽園ホールで開催されたRISE187。セミファイナルのフェザー級の一戦で第4代RISEフェザー級王者の梅井泰成(Mouton/同級4位)と有井渚海(team VASILEUS/バンタム級14位)が対戦。この一戦に復活を期す両者の対決は、梅井が2ラウンドにダウンを奪うなどフルラウンドの末に3-0の判定で勝利した。

 ジャッジを聞いて呆然と立ち尽くす有井に対して、右腕をレフェリーにあげられて勝ち名乗りを受けた元王者は表情を変えることなく、勝ち名乗りもそこそこに失意の有井を抱き寄せアツい言葉を投げかけ、若手の復活に期待を寄せた。

 その後も激闘を物語る鼻からの出血を気にする様子もなく「すみません、ありがとうございました」と有井のセコンド陣に挨拶。清々しい勝者の姿を見せた梅井だったが、予期せぬ一言でラウンドガールを困惑させる。

 リング上には二人のラウンドガール。梅井は一度受け取った勝利者トロフィーをリング上に置くと、セコンドについた志朗にタオルで出血を拭ってもらい再びリング中央へ。

 ここで気を利かせたラウンドガールがトロフィーを再び渡そうとするも…「要らない!」と予想外の一言。「えっ」というように一瞬固まったラウンドガールは、梅井の足元にトロフィーを置く。しかし、向きが正しくなかったのか、もう一人のラウンドガールが咄嗟に向きを変えてフォローした。

 腕を組み、仁王立ちポーズを決める梅井の左横で笑顔を取り戻したラウンドガールも決めポーズ。取り乱すことのないプロ意識と連係プレーに対して「プロやね」「冷静だね」と称賛の声が。その後、再度ラウンドガールがトロフィーを手渡そうとするも、何か期する思いがあるのか梅井はこれを固辞。その様子に「持たないんかい!」といったツッコミも寄せられた。

 2022年の王座決定戦で平野を破ってフェザー級王者に輝くも、その後は5戦して1勝3敗(1ノーコンテスト)と結果が伴わずに苦しんだ梅井。第2ラウンドに見せた左ストレートのカウンターは復活を期待させる一撃だ。

 試合後に梅井は「去年の9月に國枝選手に負けてから約7カ月ぶりで…160人以上の応援団が会場に来てくれて(会場拍手)あと押しを受けて勝つことができました。ありがとうございます。タイトル取られてから気負ってしまって…自分を出せなかったりして苦しかったけど、周りの人たちが支えてくれて、自分の中のスイッチを押してくれて、きょう、しんどかったけど…試合を心から楽しんでできました」と述べると、リングサイドで観戦していた現フェザー級王者の安本晴翔(橋本道場)に対して「フェザー級のベルトに興味があります。まだ諦めていない。必ず獲りに行きます」と宣言した。