サッカーJ2水戸ホーリーホックは20日、徳島ヴォルティスとアウェーで戦い、1―0で競り勝った。今季リーグ戦初の連勝で、…

 サッカーJ2水戸ホーリーホックは20日、徳島ヴォルティスとアウェーで戦い、1―0で競り勝った。今季リーグ戦初の連勝で、順位は20チーム中6位に浮上。J1昇格プレーオフ圏内に入った。

 相手の徳島はここまで9試合で失点4。ディフェンスの統率力はJ2トップレベルだ。

 試合は前半、堅守からボールを奪いペースを握って攻める徳島に対し、水戸は押され気味。だが、茨城県龍ケ崎市出身の鷹啄(たかはし)トラビス選手が持ち前の高さを生かしたプレーや体を張ったシュートブロックで相手に付け入る隙を与えない。

 守備陣の奮闘に攻撃陣が応えたのは後半。渡辺新太選手が魅せた。前線へのパスに反応、抜け出してペナルティーエリアに入った。角度のない深い位置まで駆け込んで右足を振り切ると、ボールはキーパー頭上を越えてゴールへ。これが決勝点となった。

 通算成績は4勝3分3敗、勝ち点15。

 次戦は25日、ホームのケーズデンキスタジアム水戸にヴァンフォーレ甲府を迎える。(中村幸基)